« 暫定規制値の何倍って表現は判りづらい | トップページ | 水の飽和蒸気圧( JIS Z 8806 ) »

2011年3月25日 (金)

「深刻な懸念が残る」福島原発

IAEAの原発状況評価が緩和されたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000007-maip-int

しかし、チョイ前の記事にも、電源復旧から核心に進む程、実効的に負荷の高い作業が待ち受けており、核心に向かう程作業環境が悪化するという感想を書いたけど、やはり、そういう意見も少なくない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000638-san-soci

 実際、作業員の方が被曝して病院に運ばれたというニュースも報じられている。外部電源を引く、中央制御室の照明を点けるところ迄が終わっても、核心問題の部分は津波による浸水による電動機の交換、その後の爆発事象によるラインの気密チェック等々色んな問題が待ち受けている。この作業を完了させるには、物理的、肉体的に大変な作業が待ち受ける可能性が高い。

さらには、周辺地域にとって緩和を実感する状況に到っているとは言い難い。

地震から二週間近くが経過して、マスコミが被災地の取材に訪れて被害状況、復興に向けた活動が紹介されるのだが、それを見ると、原発に近づく程、地震発生状態から変化が見られない状況に取り残されている様が鮮明に見えてくる。

 ニュースでは、半径20kmが避難区域、半径30kmが屋内待避区域とされており、地図の上では、赤や黄色で示されているだけだけど、実際の広さが膨大な面積である。このエリアが使えない状況。入れない状況。手つかずな状況なのだ。

 それで、飛散した放射性物質騒ぎが周辺自治体で騒ぎを引き起こしているのが現実である。

 皆の関心は、飛散したモノが閉じこめる事が出来たとして、その地に何時になったら戻れるか?いつから片付け等々の作業ができるか?復興できるか?ということだろう。
 現状、見通しが全く立たないのは、地域にとっては深刻度は非常に大きなモノである。

 何も知らされていない、避難しろ的な話だけでは、チェルノブイリで廃墟となった街の風景を思い浮かべる人も出てくる。そういう危惧を取り除くには、現在の汚染状態だったら、最長でいつから戻れるか?とか、そういう情報は、生活から立ち上がる人にとっては、未来のために必要なのでは無いだろうか?

 悲観する事もいけないが、楽観も出来る状況ではない。しかし、楽観出来ない状況で前に進むには、正確で迅速な情報と対応と、そのように動いているという行政の姿勢が必要。行政に不信感を持ち、情報の伝達のレスポンスと内容に不信を抱かせるのが一番良くない事だろう。

|

« 暫定規制値の何倍って表現は判りづらい | トップページ | 水の飽和蒸気圧( JIS Z 8806 ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「深刻な懸念が残る」福島原発:

« 暫定規制値の何倍って表現は判りづらい | トップページ | 水の飽和蒸気圧( JIS Z 8806 ) »