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2011年3月31日 (木)

原子力から転換出来るか?

 エネルギー政策の見直しが行われるそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00001112-yom-pol

 まぁ、こういう事態に陥っているのだから、これ以外の論調は出てこないだろう。

 この影響は国内のみならずであろう。海外でも原発反対派の意見が大きくなるのは当然であろう。
 結果、原子力方面に進んできた国家、企業も大きな戦略転換が強いられる。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110329-00000000-diamond-bus_all

 これなんかそうだ。話が逸れるけど、運用した東電、監督する政府に対して、多くの知見と情報を持つメーカーが初動で関与できなかったというのは、あまりにも悔やまれる事態であり、初動の甘さが指摘されても仕方ない、、、、しかし、結果が今であり、悔いても仕方ないのも事実。

 そんな事態の中で、原子力に変わるエネルギーを見出す事が出来るか?というと、これは相当に難しい問題なのも事実。風力でも地域の人からすれば耐え難い騒音問題もあるようだし、太陽光で賄うにしても限度がある。

 言葉では簡単にクリーンエネルギーとかLNG置換とか、いろいろ言えるけど、簡単なら事は進んでいた訳であり、それが停滞しているには理由があるのも事実なのだ。

 結局のところ、エネルギー供給を原子力から変えるというよりも、原子力依存前の状態に戻すというか、省エネ技術、省エネ運用を目指すというのが方向性なんだろう。効率勝負なのだ。

 電気っていうのは、基本、蓄えるのが難しいエネルギー。特に、蓄える量を多く、長くというのが問題。ならば、少しだけチョットの間だけ蓄える方向なら可能ともいうこと。エネルギー需要の少ない時間帯に蓄えて、重要最大時に蓄電分を利用するようなシステムなんかは企業に義務付けても面白いかもしれない。夜間充電して当日消費に必要な蓄電システムを義務付けるとか、そういう方向での話が現実的にも思う。或いは、地域別に休日をシフトするというのも今なら現実的な策の一つかもしれない。

 はたまた、通常火力等で発電するにしても、最終的には効率を高めてエネルギー供給能力を上げていくのが大事だろう。発電というとガスタービン、蒸気タービン、、、これを用いた発電となる。タービンにおける効率を高めるというのも一つの着眼になるだろう。効率の悪いモノは淘汰されて、良いモノだけが生き残るだろう。

 今の消費形態を維持して原子力発電分を長期計画であっても置換するというのも大切だろうが、電気の消費形態、保持特性を考慮して、バッテリー、コンデンサー周辺の技術を適用するという事も併用して進めていくのだろう。

 色んな事が思い付くけど、エネルギー置換にしても効率向上にしても、従来以上に緻密で高度な技術と配慮が必要なのは言うまでもない。日本という国には得意分野かもしれないが、簡単にビジネスチャンス!って言える程、誰でも簡単に出来る訳でもない。勿論、海外の企業でも同じ、、、、、

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