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2011年3月23日 (水)

ライフラインは分散志向、利便性よりも耐性重視

 チョット前の記事に我が家はオール電化は嫌いって記事コメントを書いた。

http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2011/03/post-c8d6.html

 理由、それは停電になったら全部停まるのが嫌だから。ガスは敢えてプロパンガスにしてある。ガスなんて、ライフラインが途切れた時、復旧がかなり難しいと考えているから。

 因みに、実家に住んでいた時は、温水器を例にとると、太陽熱+深夜電力利用の電気温水器+灯油ボイラー+ガス急騰と4系統あったりしたけど、大事なのは、危機に対して分散して備えるというのが基本の考え方。

 ところが、最近はエネルギー会社の消費者取り込み指針をエネルギーのクリーン化、集約化によるローコスト化を宣伝文句に電化住宅の推進が図られてきたが、結局、それが思わぬ負担となっているそうだ。

 水は兎も角、ガスと電気は併設しておくのが良いし、ガスにしてもローカルな状態。所謂、スタンドアローン設置の方が外のダメージの影響を承けにくいのだ。

 土地の買う時もバス停から近い、駅から近い、或いは、日当たり重視とか、平野部志向と色んな見方がある。何を選ぶか?プライオリティーをどう付けるか?というのは個人次第だ。プライオリティーの最上位に何を持ってくるか?保険を付けすぎると日常に負担を抱える。何が良いか?は言い切れない。

 しかし、自分は、万が一を重視する性格。住宅購入の際は、利便性も或る程度は考慮したけど、瀬戸内在住の自分の意識としては、活断層の多い西部丘陵地帯の団地や、最近急速に発展した山の窪地を豪快に埋めて作った大規模団地はパス、平野部デルタ地帯もパス、台風19号で遭遇した状況から風の吹き込む方向には山等が遮る場所を選んでいる。これは、潮風で単車が錆びるのを防ぎたいという意志が強かったのだが、、、、

 結局選んだのは、地盤も市内有数の硬い地域であり、近くの工事でも地盤が固すぎて工事が難航している地域。以前の2001年芸予地震の際も中心部で震度5~6を記録して団地下の5階建てマンションが一棟倒壊した時でも、花瓶一つ倒れなかった場所だ。勿論、団地の区画でも盛り土でなく切り土の区画、背後の山林からいうと谷スジから外れた土砂崩れマップ外という部分を選んでいる。何よりも自然災害に対する耐性を重視しているが、ライフラインにしても、集約型でなく、極力分散型にしてあるのだが、こういう方が何となく安心出来る。

 今回の災害では、都市型の生活空間が大きなダメージを受けて昔の生活の方が強かったという声も聞く。

 自分のような考え方は、こんな災害前では少数派だったけど、、、、今は案外違うかもしれない。

PS 3/24追記

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000569-yom-bus_all

このように、今更ながら気付く人も少なくない。

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