« 何故に?根拠は? | トップページ | 確率的影響の検証と精度向上のためのデータ収集をするのか? »

2011年4月22日 (金)

ノーモア、、、

同日、修学旅行ネタの記事をアップ予約していたのだが、、、、こんな記事を見て愕然とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000541-san-soci

、、、、放影研によって避難住民の健康状態を数十年調査するという、、、、疫学調査する。数十年、、、、、つまり、数十年の影響と線量の相関を掴む事が有用と判断された訳だ。

 ハッキリ言いたい。そういうリスク傾向を掴むというのは、そういうリスクが内在するということ。やはり、超甘いICRP勧告以上に御都合の管流で緩和した被曝線量上限の引き上げというのは、健康第一という意味から定義されたモノでないのが明確である。

 国策として原子力政策を進めた。そして事故し、初動でミスって深刻化した、、、、賠償責任は政府の言うように東電ありきだろうが、人的被害に対しては政府が全責任を負っても良い筈だ。

 避難の仕方によっては、放射線による確率的影響を限りなく減らす事が出来た筈だが、それをしなかったのは純粋に管の責任である。明瞭でない線量限度を定義しても、事故前に既に定義されていたICRP勧告で外部被曝による容認せざる線量限度を超えているのである。ICRPの勧告は外部被曝で確率的影響のリスクが容認出来ない状態を示し、それが、年間で1mSvなのだ。

 個人的に思うのは、、、、、詳細な調査により地域別の累積線量調査を行い、そこで確率的影響が除外出来ない数値に該当する地域においては、生涯において医療費を免除する被爆者手帳のような医療費補助をしても罰は当たらないとさえ思う。

 被曝地域で政府の曖昧な対応で見えない放射線によって将来において遭遇しなくてもよいかもしれない健康被害を抱えるリスクがあるのであれば、そのリスクの責任を負うのが初動対応のまずさで考えなくても良いはずの健康への心配を与えた者の責任として当然だと言える。

 管よ、、、、、そういうのが人の心だと思うんだけど、、、、どうなんだ?

|

« 何故に?根拠は? | トップページ | 確率的影響の検証と精度向上のためのデータ収集をするのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ノーモア、、、:

» マーシャル諸島の被曝者たち [マーシャル諸島の被曝者たち]
日本は、人類史上初めて核兵器を使用された歴史を持っています。「ヒバクシャ」は、国際語です。しかし、ある意味でヒロシマ、ナガサキ以上の被害を受けたマーシャル諸島の被曝者たちについては、ほとんど知られていません。終戦直後の1946年、米軍は、マーシャル諸島での核実験を開始しました。軍の報告書によると、マーシャル諸島が選ばれた理由は、「何もない」からでした。そこに暮らす人々の存在は、... [続きを読む]

受信: 2011年4月22日 (金) 08時40分

« 何故に?根拠は? | トップページ | 確率的影響の検証と精度向上のためのデータ収集をするのか? »