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2011年4月21日 (木)

警戒区域、立ち入り禁止

 遂にというか、漸くというか、そういう方向に動きだしたらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000538-san-pol

 健康と安全確保のため、、、、まぁ、そうだろうけど、区域における放射線量はもっと密に調べないと意味無いのでは無いだろうか?もっと密に調べ、ルールというか定義に基づいて避難にしろ何にしろの判断をして貰いたいものである。

 少なくとも、JCOの臨界事故では半径350mであったとしても非常に密な放射線測定を行っていた筈。今の時代、エリアの幹線道路だけでも走行しながらデータ収集は可能だし、、、なんで、あんなに粗い計測点だけで評価しているのか理解出来ない。

 一方で放射能に対してヒステリーという声も聞くけど、ヒステリーかどうか?は現地の実態の把握が必須の筈だ。

 ヒステリーかどうか?それは、やっぱり地域における実際の放射線量がどうなっているか?を収集するのが大前提だろう。データ収集と併行した放射性物質拡散予測の照会による予測精度を高め、実効的で密なエリアの策定というのが大事では無いだろうか?

 その実態がどうか?を、根拠のある数値、具体的には年間被曝が1mSv/year以内に治まらない地域は迅速に避難指示させるという方法が採れないのだろうか?

 意味不明の被曝限度値を意味不明20mSv/yearに上げるような事を止めて 年間被曝線量の限度が1mSv、生涯被曝線量限度が1Svという基本を覆すだけの論理的根拠が伴っていない状態で数値を弄り回す事は不信を強めるだけである。

 数値は数値として守り、実際の汚染状況がそれに合致するかどうか?を示した上で誰もが納得できるような対応であれば、批判や迷いを引き起こさないだろう。
 やはり、ルールはルール、制限値は制限値、しきい値はしきい値である。そういった数値が決まっているのは、それなりの手順を経ているのだ。それを超越する屁理屈は不信を招くだけだろう。

 生涯被曝線量限度は1Sv、公衆の年間被曝線量限度は1mSv/year、もっと言えば5mSv/5年ということ。原子力関連作業者の場合は20mSv/year、100mSv/5年 ∩ max50mSv/year ということ。これを越えると、放射線による確率的影響が容認出来ないレベルに到達するとういこと。勿論、この数値は確率的影響だから、将来起こりうるガン、白血病、遺伝的疾患の発症率が容認出来ないレベルにならない上限値と言う事。容認出来ないレベルというのは百万人中で千人が死亡するという確率のこと。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09040108/03.gif

これが年齢、線量別の死亡率を表したモノ。

 因みに、枝野お得意の『直ちに』というのは放射線による確定的影響の事。こちらの場合、明らかに疾患が出るのは、部位にも寄るけど最小値で0.15Svというのがある。これは150mSvを受けると男性機能に影響が出る値の事。枝野流の直ちにというのは、こういう確定的影響は起こらないよ!って言っているだけなのである。

そういう意味で考えれば、特に甲状腺に影響を受けやすい児童世代というのは、日本政府が決めた20mSv/yearは疎か、1mSv/yearでも危ない。現状の放射線の減衰傾向から通年で1mSv/yearとなりそうな地域の児童は正直20km圏内という括りを除外して圏外避難させるのが筋の筈。その指示に従って貰うには、現状を密に示すのが必要の筈だ。

 警戒区域、立ち入り禁止区域、決めるのは結構。しかし、それに従って貰うには道理の通った理屈。世界が認める手順。それしかないのだ。管流ローカルルールはダメなのだ。

 事故直後の同心円での避難指示は理解出来るが、既にそういう段階を過ぎている。実態に即した汚染マップに従って、国際ルールに則って指示を出すべき。そうでないと、誰も信用しない。ルールに則っての指示ならば、地域別に状況が好転しなければ何時何時までに避難の準備と言う事もリアルタイムに伝える事が可能だし、だれもが納得できると思うんだけどなぁ、、、、。

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