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2011年4月10日 (日)

正確かつ密な、、、

 原発事故後、アメリカの自国民への避難指示で半径80km、、、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000019-jij-int

 これは燃料棒が100%損傷を想定した計算だったそうだが、当時に日本国政府の対応との違いが議論を呼んでいた。

 これ、何が悪いか?っていうと、、、日本側が正確な情報を伝えていないから。この一言に尽きるだろう。

 今になって、初動対応時における政府と東電の対応が議論の的になっているけど、事故発生当時、東電、政府の認識は相当に楽観的で甘いものだったのがよく判る。一企業で何とかなるという判断。その判断に結局は言いくるめられた政府という構図だろう。その深刻さにいち早く気付いたのが米国ということ。結果、じたばたして追いつめられて、一企業は疎か、政府だけでの対応も不可能になったという事。

 今、燃料棒の冷却が大事という話が優先順位一位として扱われているけど、何はともあれ放射性物質をこれ以上環境に放出するというのも許されるべきものではない。

 それにしても、原発っていうのは非常時が絶対に発生しない!という設計らしいが、その割りに想定外が多すぎるし、異常事態は絶対に発生しない!異常事態には完璧に対処出来るという設計思想らしいが、異常事態がチョット起きれば、異常対応は全く考慮されていなかったというのは、あまりにも間抜けな話。異常事態が起きないという思いが、命令系統、情報伝達系統が機能せず、他国の信頼を失うという事態にも繋がっているのである。

 ホント、な・さ・け・な・い・・・・・・・・・・・・・。

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コメント

今回の津波で、各原発の津波対策に笑いました。
それは、発電機ルームの扉の隙間をコーキング、、、、、津波って、ジョロで掛けるような水なのか?
結局、その程度なんでしょう。プライドを語る資格も無いはずですが、、、、情けないモノです。

投稿: 壱源 | 2011年4月11日 (月) 22時00分

 何だかプライドの問題が、正確な情報発表に影響したように思えて成りません。甘い想定で作ってしまった所でプライドは消えてしまった筈ですが。
 水が無い状態に成って復帰出来なければ、爆発する前に熱い所へ熱電対の束を押し込んで電池状態にして埋めてしまうくらいな設計でもして欲しかったです。
 “もんじゅ”あたり、そんな後始末の方法も有るかと。

投稿: クマ | 2011年4月11日 (月) 21時45分

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