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2011年4月29日 (金)

結果から類推

この度のS/Cのオイル漏れから始まった一連の手間、、、、

思うに、、、、整備技術に依る部分が多い感じ。

理由、、、

1.S/Cのハウジングとケーシングの間のオイル漏れ
 初回修理時に当該部位から漏れを確認、、、、しかし、よく見ると、この漏れ部位はキャップボルト部である。ということは、このボルトを誰が締めたか?が問題。このボルトはオルターネータ取り付けだから、ディーラー側の作業。
 そこで、キャップボルトの締結トルクを測定したら、、、、8[N・m]、、、明らかに不足。そこで自分で22[N・m]で締めると、取り敢えず漏れは激減した。
 再度、S/Cを送ってシール再施工して、組み付け指示をした、、、、すると、今度は32[N・m]という強大なトルクで締まっていた。当然、漏れは無いけど、、、、、チョット疑念が湧く。

2.スロットルのアイドルコントロールバルブカバーからのLLC漏れ
 これ、冷却ラインの温水を利用してアイドリング時のライン凍結を防ぐための保温ライン。そこの温水給水部から漏れ、、、、これは自分で発見したのだが、漏れた理由はホースが緩んだ状態。担当の話を聞くと油?という話だけど、それは無い。1年程度でホースが化学劣化する筈が無い。となると、、、、、S/C取り外し時にラインに無理な力を掛けた事に気付かなかった可能性が高い、、、、、それを予測した上で、ホースオーダーを行うのだが、緊急対応として純正ホースクリップからスクリューバンドに交換を依頼したが、そのバンドの締め込みも、、、チョット極端、、、、大丈夫?

3.過給圧漏れを来したホースラインの亀裂
 2.の作業後の試走で過給圧が上がらない、、、、ホースラインからのリークというのは直ぐ想像出来たが、、、、リーク箇所はエアクリとシリンダーヘッドの間の三つ又ジョイントの付け根の部分。何故?、、、、それは、上のホースバンドを交換する作業でエアクリを外すけど、その際にラインに無理な力を加えて亀裂が広がったと考えるのが自然。更に、シリンダーヘッドとエアクリボックスの間の熱のこもりやすい箇所に三つ又等のジョイントを配置したレイアウトも問題だろう。
 俺なら、ゴムが伸びるようなジョイントは熱の影響を受けない所に配置するし、ホースの取り回しも極力熱源から遠ざけるけど、、、、

 思うに、トルク管理して初回に組み付けていれば、多分、最初の漏れ自体も無かったのかも知れない。一連の作業経過から結論を導き出すと、、、初期段階でのキャップボルト部のトルク不足が原因かな?という気がする。その後、脱着作業時における手順でホースの緩みを来たしLLC漏れを発症させたり、その作業でのエアクリボックス近辺の脱着作業でブーストホースの亀裂を進展させたのかな?というのが感想だ。
 まぁ、それを或る程度予測して、スクリューバンドなり、耐熱シリコンホースなりを準備していたからロスタイムは最小で済んだけど、、、、、作業から、携わった人の配慮っていうのは或る程度は想像が付く。配慮というよりも、作業時に気配りする範囲から、知識と経験は想像出来る。でも、今回は良心的に作業してくれたから、あんまり指摘するのも気の毒だから、もう言わない。

 しかし、指摘せざるを得ない関係で指摘すると嫌な思いを経験した事がある。

 実話だが、会社の作業員での経験だ。やはり、作業を知っていると、その作業自体を見ないでも、何している?っていうのは判ってしまうのだ。今では、基本、判っても伝える事は無い。伝えると、逆切れする奴も居るから、、、、そういう経験があるとトラウマになってしまうんだなぁ、、、、因みに、そのトラウマっていうのは、過去に話題に上げた事のあるストーキング自転車小僧。コイツの作業は見ないでも99%以上は想像できるのだが、それを指摘して注意した際に逆切れして襲いかかって来た事がある。その指摘に対して、見てから言ったのか!と言われたのだが、見ないでも判るからという話をして、その後、突き詰めて話すと、そいつは己のミスを白状したという事があった。それ故に、見ないで指摘しても、見られていないからと否定するのが人の常、、、、親切心での指摘が気に入らない奴が結構多い世の中故に、無用のトラブルは起こしたくないのだ。

 基本、そういう印象が確信に変わると、人間は大人になって変化するのは難しいので、敢えて近づかないようにするのが自分流だ。因みに、今では、そういう襲いかかってくるような奴は、事務的、業務的には意識しないけど、私的、趣味的な世界には一切立ち入らさないのだ。これは一生変わらない。永遠に自分エリアには立ち入り禁止なのだ。警告地域なのだ。まぁ、そういう判断を下すのは、他にも理由がある。人の話を第三者に確認して回るとか、人の話の正誤を聞いてくるとか、、、イメージ的にコウモリみたいな性格だったり、何かにツケ人の真似したり、人の意見を自分の意見の如く他人にふれ回ったり、、、、そういうのが嫌いになった理由。
 まぁ、それでも相談されたら自分で下した結論が貴方にとっての正解だから、自分で考えるように!と優しく接しているのは言うまでもない。俺も大人だから。

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