混ぜて薄めりゃ無問題!?
先週を通して不可思議な感じを受けたニュース。今更でもないけど、、、、
っていうのは、三回続けて放射性物質の暫定基準値を下回ったから、出荷規制を解除!ってニュースの内容。詳しく読むと、『・・・原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定・・・』
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040900040000-n1.htm
ということ。まぁ、薄めているから基準値には到達しない、、、、この理屈、海に放射性物質を垂れ流しても薄まるから問題無い。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110411/dst11041111510019-n1.htm
このような報道も為されている。
濃度論での話。これって、どうなんだろうか?理屈は成り立つかも知れないが、多分、こう考えると敬遠するというのが普通の話。
身近な世界では、船舶バラスト水処理でも単位容積辺りの微生物量で濃度基準だけど、濃度でいうと、、、、、乗じる容積が多ければOKという話。濃い汚染物質を希釈したから改善したというのは、如何にも御都合主義であり、経済性優先の解釈のように見える。
でも、これをやらかすと、福島産の牛乳は全て敬遠されるかもしれないし、ならば!って事で、混ぜるエリアを拡げると、エリア全ての乳製品が敬遠される、、、、果ては日本産は全部NGって事になりかねない。
枝野お得意の『直ちに 人体に影響を与える値ではない。』ではないけど、、、、こういう言い回しっていのは、弁護士的で先の事言って無いじゃん!的逃げ道がアリアリ。チョット先は判らないって事を言っている。直ちにの定義次第で、基準値を緩めたり、制限値を大きく見積直したり、、、、、それって、人体云々の前に、経済性が優先しての結果だろう。
薄めて下げる。薄まらなかったら制限値を緩める、、、、、こういう対応っていうのは、光明も前進も無い。責任を負うべき立場の人間の責任を軽くしているだけのように見える。安全とか、そういうのは政府側の責任を軽減するという意味にしか見えない。
| 固定リンク
コメント