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2011年4月15日 (金)

鋳物廃砂や石炭灰からゼオライト

 先日もチョロッと記事にしたけど、以前、勤務先の有する鋳造工場の廃砂から人工ゼオライトを製造する案件を調査した事がある。

 当時、それを行っている事業者は殆どなかったけど、今、どうなん?と思って調べてみた。 
 すると、こういう企業は相当にあうようだ。

1.鋳物廃砂を原料とする合成ゼオライトの製造方法
 http://www.patentjp.com/17/A/A101136/DA10001.html

2.鋳物廃砂を活用した新規メソ多孔材料の研究開発
 http://www.ngi-c.co.jp/product03.html

 等々である。

 今更ながら、これに関心を示すのは、鋳物廃砂だけでなく、今後間違いなく増加していくだろう石炭火力発電所で発生する石炭灰の処理にも人工ゼオライトは可能性があるかもしれない。
 ゼオライトの特徴は?というと多孔材料故の吸着能力。大学の実験装置ではガスクロマトグラフィーのカラムに充填するモレキュラシーブなんかが思い付くけど、今の時代、吸着分離というのは、環境技術として非常に有望とも思える。

そう言えば、船舶バラスト水処理には、最近はオゾン、紫外線、薬剤がメインだけど、このレポートにあるように案外微生物程度ならゼオライトで吸着分離できるかもしれない。

 ところで、ゼオライトというと微少な粒状の物であり、こういう形態のモノは実はハンドリングが簡単ではない。液体とか気体の連続運用は簡単だけど固形物の連続運用は難しい。特に機能を活用した後は、粒子状の流動性も失われている。そういう場合、粒子を凝集して流動性の高い形態にする技術も注目を浴びるかも知れない。

 今の時点でも完全に確立化されていない技術で、将来の需要が見込まれる分野っていうのは少なくないように見える。

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