2stラストイヤーだったんだ、、、
世界GPが2002年に2st500ccからMotoGPに変わって十年。当初はGP500クラスがMotoGPクラスに改められ2st500ccと4st990ccの混走だったけど、2st500ccが排除され、その後は、2007年にMotoGPは4st990ccから800ccに変わった。
その後、2010年にはGP250クラスがCBR600の4st600ccでエンジンは共通でシャーシだけ自由というカテゴリーに変わった。
これで2011年現在、2stはGP125のみとなっているけど、2012年、GP125はMoto3クラスに改められ、4st250cc単気筒というレギュレーションになるそうだ。このカテゴリーもエンジンサプライヤーは同一スペックエンジンを15人以上に供給するというモノ。
興味深いのは、Moto3のエンジンボアは81mm、MotoGPも81mm、、、となると、将来はMoto2も81mmでツインの500ccにでもなるのかな?という想像、、、、
まぁ、そんな事よりもGPの世界で2stが消え去るということ、、、、これは悲しい。2011年時点で一番面白いカテゴリーはGP125クラスだと思うけど、、、これも4st250cc、、、まぁ、GP-MONOみたいになる訳だ。
このところ、休みになるとチャリンコに乗ってばかりいたし、NHK-BSでWGPの中継が無くなってからは情報に疎い状態となっていたのだが、いつの間にやら、、、、こんな事になっていたのだ。
まぁ、レースとしては、人の闘いという面で見れば面白いのは間違い無いかも知れないが、、、、バイクレースの場合、贔屓のメーカー、好きなエンジン、排気音というのも興味の対象であるわけで、ワンメイクスというのは、そういう意味で関心が失われるかな?という危惧もある。
果たして、新しいレギュレーションは、どのように迎え入れられるのだろうか?
そういえば、四輪のF1のエンジンレギュレーションも色んな噂が飛び交っている。昔の印象は小学校時代の記憶から言うと、3LのDFVが印象的、その後、1.5Lターボ時代は3.5LのDFR、それからターボ禁止になって、3Lに戻り、これがV10の3L、V8の3Lとなり今がV8の2.4L、それが1.6Lの四気筒直噴ターボエンジンとなるそうだ。
レギュレーションの変遷を見れば、二輪は四輪程激しくなかったのだろうか?
何れにせよ、イクオールコンディション化、コスト低減化のためか、ハードウエアの進歩というか競争が素人目に見えにくくなるのは、チョット寂しい事態だ。
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コメント
コメント有り難うございます。
WGPに関して言えば、どうしても2スト主流というイメージが強いです。70年代から30年間のスタンダード、、、2ストがGP、4ストが耐久、、、そういう印象が強いです。確かにMotoGPは凄いでしょうけど、それでも2スト500混走時代でのバロス、カピロッシのNSRがロッシRC211Vをコーナーでぶっちぎる運動性能が脳裏から離れません。GPというとパワーというより軽さによる俊敏さが命という印象であり、2ストの運動性能を越える軽さが実現できるレギュレーションと思うと残念です。
投稿: 壱源 | 2011年5月17日 (火) 08時47分
時代の流れとは言え、サーキットから2サイクル独特の、甲高い音が消えて行くのは寂しいですね。
しかしカテゴリーが大きく変更するごとに、レースがつまらなく感じるのは二輪も四輪も同じように感じます。
WRCを捨てて、ラリーの原点復帰を目指すIRCの様に、二輪も独自に進化する最高峰クラスが生まれたら面白そう。
投稿: いちけん | 2011年5月16日 (月) 23時54分