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2011年5月 2日 (月)

麻痺

出荷制限解除のニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110501-00000402-yom-soci

これだけ見ると、放出放射性物質が無くなって周辺地域から放射性物質が減少して、放射線量が少なくなっているような気がする。

しかし、微量とは言え、母乳から放射性物質が検出されたり、コウナゴの放射性物質が減少する傾向が見えなかったり、汚泥から高濃度放射性物質が検出されたり、、、、

逆に、放射性物質が拡散した地域に深く浸透しているような、そんな印象。微量とは言え、出るとは想像出来ない部分から出てきたというのは、そんな所にまで、、、、という思いの方が直感的である。

つまり、放射性物質の放出は続いているのだけど、政府、行政の発表だけ聞くと事故が収束しているような錯覚というか麻痺状態に陥っているのが判る。

量としては検出されている。その量に変化はない、、、しかし、安全と宣言する。

これは、、、、、基準値を操作しているからに過ぎない。基準値と影響の見積もりを軽く見積もっているからだ。

政府の言う安全基準とは、人体への安全ではない、、、、恐らく、予算で補償範囲を狭くするために補償基準値を大きくしているだけ、、、、補償基準以下は補償しないということだろう。
そうでもなければ、子供に20mSvなんて有り得ないからな。

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コメント

こんばんは、コメント有り難う御座います。
この記事で言いたいのは、そう言う事ではありません。
『・・・が少なくなっているような気がする。』というのは、報道の在り方から、物事が改善しているかのような印象を受けているというニュアンスですね。
放射線量の時間的変化については、とあるサイトで日本全国の変化量が見られるので、それを参考にしています。

言いたいのは、政府や行政の発表から出荷制限解除とか、そういう話が聞かれ、遠くから見る限りでは状況が好転しているかのような印象を与えかねないけど、実体は、必ずしも好転している訳でもないし、汚染の侵攻は深いところに到達しつつあるし、現状、汚染源からの漏洩、放出対策が有効に講じられている事が証明されていない以上、汚染は拡大していると解釈するのが当然であり、事態の深刻化が敢えて報道されていないかのように感じる事です。

報道に際しても、色んな単位系を連発する事で、聞く側の考える意志を麻痺させるような意図を感じざるを得ないという事ですね。

判りにくく報道し、基準を操作することで安全と思わせる流れには、ある意図を感じるということです。

投稿: 壱源 | 2011年5月 3日 (火) 21時13分

> これだけ見ると、放出放射性物質が無くなって周辺地域
> から放射性物質が減少して、放射線量が少なくなっているような気がする。

放射線量の時間変化を確認されましたか?

> その量に変化はない

誤りではないでしょうか?

福島第一以外に放射線も放射性物質も
来ているのでしょうか?

投稿: 福島第一以外に放射線も放射性物質も… | 2011年5月 3日 (火) 20時48分

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