サドル
自転車のポジションっていうのは結構大事。
乗り手が同じなら、基本は乗り手の動力の支点の位置関係は不変。手の位置、肩の位置、腰の位置。この位置関係、つまり相対性は保たれる。基本はココである。
自転車側は動力を受け止める側だから、この相対性を保ちつつ動力が無駄なく伝わる位置を決める。これが前述の相対位置と密接に関係する駆動のポイント。
上の相対三点+下の動力伝達点の四点が大事だと個人的には考えている。この四点の位置が正しければ乗車時、駆動時の荷重が局所に集中しない。
さらに、三点というのは点の話だけど、実際の自転車、身体の接点は点でなく点を含む面で接している。面接触の代表部が点だけど現実は面で受ける。面で受けるというのは、面に対して荷重が分散していなければ為らない。つまり、面に対して荷重が鉛直な方向で受けられるように面の向きが決まらないとダメだ。更に、面の広さも重要。というのは、自転車の場合、相対三点における各所は静的に一定ではない。駆動状態では面における接し方が様々に変化する。つまり、面圧を下げるためには接部の面積を確保しながら、当たりの変化する部分では摩擦が最少となるような形状を保つ事が大事。
これから言える事。
そう、乗車時の相対三点+動力伝達点の四点の相対位置を決める事。さらに、各所における形状とトリムを考える事。
これが、乗車時における痛みから解放される唯一の方法。
正確かどうかは不明だが、自分の場合、この決め方で作り出したポジションとフィッティングで、サドルの材質や堅さは全く気にならない。レーパンも不要。具体的にはピストのカシマサドル(堅いプラスチック)で100km以上をレーパン無しで乗っても何も問題無い。経験上、一日で400km乗っても損傷は無い。そういうモノ。
痛みをレーパンで緩和、、、、これはワンデーユースでは多分不要だろう。サドルやレーパンで解決を試みるというのは対処療法に過ぎない。個人的にはそう思う。
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