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2011年5月 5日 (木)

記憶を遡る

先日、勤務先の企業がバラスト水処理を諦めて液体水素ターボポンプに参入!?って話を書いたけど、、、、

これに関する記憶を遡って書いてみる、、、、確か、1992年の頃の話。NASDA(宇宙開発事業団)(今のJAXA(宇宙航空研究開発機構))に出掛けた時に見たのが最初で最後。そこで見たのはロケットに液体水素を供給するポンプ。確か、チタン合金製、基本は溶接構造、回転数は42,000rpmクラスで正に精密機械という世界。軽く、高精度、高性能、、そんな印象。液体水素を扱うのは、、水素脆化の問題で鉄系が厳しいし、、、性能的にもLNG系以上に旋回失速の問題も厄介。荷液温度から運転環境も非常に厳しい。

http://www.rocket.jaxa.jp/kspc/japanese/tf/fets.html

しかし、、、こんな世界が出来るとは思えない。

因みに、過去のH2ロケットの打ち上げ失敗では、ポンプ不良が原因というのもある。それ程に難しいもんだろう。

恐らく、そういう次元とは異なるモノ。思い付く所?っていうと、、、、岩谷産業さん辺りの扱う水素燃料に向けた物だろうか?岩谷さん辺りの特許も簡単に見つかる。

しかし、、、、これとて、身分不相応。こんな案件に噛むと、、、、かなり悲惨だなぁ、、、見通しを立てるには数年とか時間軸の長さで何とかなる世界でもない。能力的な問題。OEM生産という事でも厳しい。仮に、モノが在ったとして、運転する事自体も適わないだろう。

設備的にも製造設備、試験設備を含めて考えると、、、身の程知らずも甚だしい。

恐ろしや、恐ろしや、恐ろしや、、、、、、

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