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2011年6月 2日 (木)

劇薬的、、、

 趣味を嗜む時、周りの影響は受けるのは普通だけど、影響を受ける側が、影響元と剰りにも大きなギャップがあれば、、、、影響を受ける側には不幸が訪れる場合もあるかな?という気がする。

 これは、単車、自転車の世界でチョット感じる。

 憧れる、ターゲットに据える、、、、その対象が、プロとかの場合、それは憧れで終わったりするのが普通だけど、そうでない場合、本気でターゲットを目標と定め無茶をする人も居るようだ。そのターゲットが、どういう次元か?というと、プロでないなら何とかなるとでも思うのだろうか?或いは、そういう世界に少し入っただけで大丈夫!って思うからなのだろうかは判らないが、、、、

 単車の世界なら免許とって直ぐスーパースポーツ、大排気量、レプリカ系を買って乗れば、それだけで速い!と勘違いし、峠で見かけるライダーを無分別に追っかけて自爆するなんては象徴的な例。
 見定めるターゲットが、瞬間の出会いだけなら、その瞬間の意識の高揚で済むモノだろうけど、身近な存在でプロで無いながらも長い経験を持つ対象が居たりして、それと走る機会が繰り返される程、その世界が簡単に手に入ると勘違いし、無謀と言える走りとか、浪費と思える改造にのめり込んだりするモノ。
 現実、身の回りでは、忠告を無視し免許取得一年弱でリッターバイクで自爆昇天して無くなった奴も居るし、見よう見まねで乗る前に情報に惑わされた改造の揚げ句、単車を諦めて辞めた奴も居る。

 自転車の世界でも然り。まぁ、競輪選手やロードの選手を目標に!って本気で言うヤツもいるけど、そういう例外は別にしても、乗って間もないような人が街中で見かける自転車を追っ掛けるような奴なんかがそうだろう。
 それも、瞬間の遭遇なら、その時の気分の問題で終わりだけど、やはり身近に経験者が居たとして、その対象が持つモノが簡単に手に入ると勘違いすれば不幸の始まりだ。そういう無茶が膝を壊したり、腕を壊したり、、、、そういう怪我に繋がる。

 どちらも、無謀に目に見える相手の持つモノが簡単に手に入ると錯覚した本人の浅はかさが招く事態だが、やはり不幸である。簡単に手に入ると思うと錯覚した時点で、何とか見様見真似しようとする。そこに在るのは形のトレースだけ、、、、それが不幸の蓄積に繋がる。それが不満になり、自分の身の丈に合った知識の吸収と上達を阻害し、いつの間にか取り返しの付かない事態(単車なら死亡、後遺障害、自転車でも慢性的な怪我、、、)を招く。

 素人にとって、機材系スポーツの場合、機材の力が自分の力と錯覚する。大排気量バイクの加速力なんて良い例。その錯覚が不幸を呼ぶ。初心者は目に見える相手がプロや有名人でなければ自分と同じと思うのだろう。それが間違い。そうやって単車を諦めたり、自転車に乗れないような怪我の痛みを抱えたっていうのを目の当たりにすると、凄く、気の毒。

 素人、初心者で直ぐに結果を欲しがり、簡単に手に入ると思うような人にとって、身近にいる経験者っていうのは、下手すれば、その世界が続ける事が出来なくなる行為を無意識にやってしまい、悲惨な事態になるという意味で、考え方によっては劇薬的とも言える。

 自分の場合、やはり趣味は個々に合わせて長く楽しむべきという意識がある。それ故に、周りの初心者には、同じ事なんて出来ないから、最初から手順を追ってこうすべき!って忠告するし、それに従って背伸びしない人は、単車にしろ、自転車にしろ取り組む時間に応じて上達していて年に何回かの付き合いで時間を共有しているけど、忠告を無視して、自分と同じもの、同じ構成、同じ方法をトコトン見様見真似で無謀なチャレンジを一心不乱に行う人には、忠告を与えて禁止させようとしても言う事を聞かない。そして、結果として、単車を完全に嫌いになって辞めて、自転車でも乗れない程の痛みを伴う怪我を抱えている。自業自得といえばそうだけど、剰りにも気の毒。

 因みに、そういう人は危ないから、ツーリングにもサイクリングにも誘えない。ツーリングなら追走して走る状態を自分の実力と錯覚し、自爆転倒する事があるから。実際、そういう状態は何度もあったし、対向車と衝突しそうになった!と笑顔で話したりするから、、、そういう奴はダメだし、サイクリングでも無謀な追走で何処かを傷めると、放っては帰れなくなるから。サイクリングでは集団走行は基本行わないけど、それでも頑張って付いてくる奴も出てくる。それが結果的に怪我になる、、、これは、昔のサークルサイクリングでも何度も経験したし、そういう人は何時の時代でも存在するものなのである。
 無謀系な人は頻繁に錯覚し、トラブルを起こしがち、、、、こういうリスクは集団行動では排除すべきというのが自分の考え方である。どんなに懇願されても行動は共にしないのである。好きとか嫌いではなく、自分とは違うからだ。

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