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2011年6月24日 (金)

こういうやり方は、、、、

 こういうやり方が普通か異常かは知らないが、、、、
 中小企業において生き残りを掛けて新規事業分野への関心が低いってのは少ない。多くの企業が新規事業に関心を持っているだろう。新製品であったり、新規事業であったり様々だけど、将来に渡って生き残るために何かを模索しているのは、何処でも共通している。

 しかし、、、、新規事業、新製品、、、、そういうのは言葉では簡単だけど実を結ばせるっていうのは、並大抵ではない。そう言うモンである。

 しかし、、、中小企業経営者っていうのは、結果を早く欲しがったりするのも事実。形にするのに時間が掛かると言う事を認識していない、、、、そういうモンである。

 ホントに美味い話っていうのは、コア技術を自社で持ち、それを核に製品展開し、、、、そういうパターン。しかし、技術コアを自社で持つというのは、持つという状態に到る助走期間は想像を絶する程長いもの。コアを開発するには、コアが使える分野が何処にあるか?をリサーチして未来を予測して初めて取りかかれるもの、、、、つまり、誰もが気付いていない初期の段階に、あるコアがあれば、それがニーズに変わり利益に繋がるだろうという未来予測を正確に出来なければならない。それには、地道な作業と多くの人の知恵の結集が必要なのである。

 逆に言えば、この人目に触れない部分を実践出来るかどうか?がコアを持つに到るかどうかの鍵だったりする。この人目に触れない部分の手間を手間と考えて諦めれば、コアに為りうる芽を見付ける事も出来ないのである。

 そういうモンである。

 それ故に、即時的な利益に貢献出来ないコア探求活動には人員やコストを割く事が出来るというのは、相当に余裕が無ければ不可能なのだ。

 しかし、、多くの経営者は欲張りでせっかちなもの、、、、、そういうコアを得る努力は別として新しい製品を欲しがる。そして、製品開発には短期的な成果を期待するのである。

 でも、コア無しで短期的な成果を得るには、コアを余所から調達しなければならない、、、そうすると、新技術や新事業で大きな利益を得る事が出来るというメリットの多くが失われる。更に、コアが自社に無いと、、、、案外、便利屋レベルの使われ損にも為りかねないし、下手すれば、実を結ばず撤退、、、、そういう憂き目に会う可能性も出てくる。っていうか、そういう結果に為る場合が殆ど、、、、

 身近で、色んな話が飛び交って、何を作る、何に参入する、、、そういう話は頻繁に聞いて、若い人が一人無いし二人が専任にさせられる、、、しかし、数年の従事の後は、うやむやに撤退、、、、そういう例も少なくない。それで、その専任者に何かが残るか?というと、多くの場合は徒労しか残らない。これを繰り返す、、、、これって、どうなんだろうか?

 ニュースでは日本の中小企業の実力云々を聞くけど、実際は懸け離れている方が多いのでは無いか?

 結局、欲に目が眩んだ経営者の前に、コアに見せかけたモノがちらつかされて利用されるだけ利用されて失敗したら終了、、、、それに引き込まれるというのは正直、気の毒。

 思うに、そういう専任して少数に委せるという方法も嫌いだけど、任された側が時間を費やして不満を言うのも不思議。

 そういう結末は実力を考えれば初期の段階で断る事も出来た筈だが、それをせずに最後に不満っていうのもNGだし、そういう機会を利用して誰の干渉も受けない世界を作り出して好きにすればよいのだが、それもせずに不満を溜めるというのもNG。勿論、一番の責任は、任す側の経営者であったり、経営者を参謀する管理職なんだけど、こういうダボハゼみたいに余所からちらつかされる餌に食い付いて若い連中に押し付けてダメならダメ、、、こんな事を繰り返す企業には未来が無いような、そんな感じ。

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