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2011年6月10日 (金)

道具選び

 自分は筋トレをダンベルで行っている。
 ダンベルというと、プレートの付け替えで重量調整できるので便利、、、、しかし、この便利さっていうのは、頻繁に付け替える事の出来る便利さとは異なる。

 例えば、運動形態によってもダンベルの重量は様々だけど、都度、付け替えるのはナンセンス。細かく言えば、重さだけの話でもない。5kgプレート一枚と2.5kgプレート二枚は同じ意味か?というと、実は違うのである。

 なんでもだけど、こういう考えを持って運動するのが大事なんである。

 自分なら、フライ、プレス、ベンド、プッシュアウェイ、、、、色んな動作があるけど、仮に同じ重さであっても、使うダンベルは違うものを使う。
 理由、、、、それは、自分の身体を守るためである。

 例えば、最近ならスタースクリューでプレートを固定するダンベルが多いけど、これ、使っているとネジが緩む経験をしている人は少なくない。
 何故緩むか?、、、、それを考えるのが大事なのだ。緩む理由、手首でシャフトを回転させているのだけど、それがプレートをも回転させている。動作の最後に手首回転が止まる。すると、シャフト回転も止まる。プレートの回転も止まろうとする、、、、しかし、シャフトが止まっても大きな慣性を持つプレートは止まりにくい。そのプレートの回転がスクリューの緩み勝手に掛かるとナットが緩むのである。

 これ、緩まないようにしたらOKか?というと違うのだ。結局、動作で大きな慣性が生まれているのであり、その慣性は手首に大きな負担を掛ける。動作の終端に大径で重量を持つモノが手首の停止後も回転しようと動き続けるのだけど、この繰り返しが負担にも繋がるのだ。それが腱鞘炎等に繋がる。

 こんな話を書くのは、身近にガムシャラ筋トレ野郎が居るけど、手首がクラッシュしているそうで、聞くと、こういう動作をしていたらしい、、、、更に、短いシャフトに5kgプレートを4枚装着ということで、、、、、5kgプレートは直径が大きく慣性が強く作用する。これでカール、スナップを行い続けると、、、、そりゃぁ、慣性で手首の腱を傷めない方が不思議、、、

 そいつの筋トレは私のサイトの筋トレメニューに感化されたようだけど、私はスナップやカールに用いるダンベルは、シャフトグリップがローレット構造で、手首の回転がシャフトの回転に繋がらないタイプを利用して、そういう動きの運動では、シャフト径を長くして直径の小さな2.5kgのプレートを複数枚使って慣性で手首の故障を招かない注意をしているのだけど、重さだけに捕らわれると、短いシャフトに大径プレートという選択をしてしまうのだろう。

 ダンベルは、動作によって身体に密着して行う場合、離して行う場合、、、それに応じて、ダンベルプレートの径(重量)と枚数を調節して色んなバリエーションを準備して行うのが正解。
 コスト追求で重さだけで行うと、思い掛けない怪我を招いたりするもの。

 しかし、、、、、こういう違いを考えずにやるっていうのも凄い話。因みに、コイツは例の奴だけど、、、傍目に見て不憫過ぎるので、こういう助言も、、、、ホントは何にも言いたくないのだが、、、

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