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2011年6月15日 (水)

長生き遺伝子!?

 日曜日のNHKスペシャルをローラー台しながら見た。
 そこでの話は、人間は誰しもが持つ長生き遺伝子の活動させれば100歳~120歳という寿命を手に入れる事が出来るという話。

 実験には猿を用いていたが、年齢で22歳、人間年齢なら75歳程度の猿。一方が長生き遺伝子を活動させ、一方はそのまま、、、、その違いでは、一方は毛並みが良く、皮膚の弛みも無い、、、、一方は相応の老化、、、、、 

 この違いは、長生き遺伝子のスイッチを入れたかどうかの違いという。因みに、長生き遺伝子というのは全ての生物が有するものらしい、、、、。

 番組のストーリーとしては、老化の理由は?老化の原因を抑えるのに有効な遺伝子は?その遺伝子の活動を如何に活性化させるか?遺伝子の活動は?という流れ。

 因みに、老化とは、細胞内のミトコンドリアの活動低下と免疫細胞の過った動作による正常細胞への攻撃が理由で、その結果、白髪化、皮膚の弛み、シミが出来るという。この減少を阻害するのに有効な遺伝子が『サーチュイン遺伝子』といい、その活性化は活動基礎代謝の-25~-30%のカロリー制限を加えた食生活を人間なら7週間程度続ける事という。この遺伝子の活動をアクティブにするとサーチュイン酵素が分泌されて、細胞に作用するという。それによって、ミトコンドリアが活発化して、活性酸素を減らしたり、免疫細胞の誤動作を抑止するという。例えば、免疫細胞が正常細胞に引きつけられる事を阻害したりするという。

 つまり、サーチュイン酵素を分泌させれば長生きが可能、、、、、しかし、このサーチュイン酵素は一度っきりの働きで、一回機能を果たせば利用不可能となるという。つまり、長生きをするには、サーチュイン酵素を持続的に分泌させる必要があり、そのためには摂取制限を続けて行う必要がある、、、、そうらしい。結果、筋肉のエネルギー生産を司るミトコンドリアの数が倍になり、血管劣化の防止により持久力も倍になる例もあるという、、、、

 ココまではありがちな話。

 そこで、サーチュイン酵素を運動や摂取制限無しでアクティブに維持する物質が有効ということで、この物質が『レスベラトール』というモノで赤ブドウの皮に微量含まれているとか、、当然、承認されていないが、これをサプリメント形式で得ることで摂取制限不要で長寿が図られるとか、、、、

 因みに、糖尿病とか高血圧とか色んな疾病減少も抑えられるという、、、、

 しかし、ここで考えたのは、、、、色んな疾病は、実は飽食によってもたらされる事。つまり、サーチュイン遺伝子が機能しない状態、、、つまり、老化が年齢より進んだ状態が疾病、、、、老化が抑えられれば長寿、、、、、

 言い換えれば、飢餓状態に近い状態を維持すれば種が持続出来るように身体が対応するだけの話で、普通に体重が増加傾向とならないように摂取、運動をコントロールすれば良いという話である。

 結局、長期的に体重が増加傾向とならないような生活を維持すれば長寿が図られるという当たり前の話でもある。こんな番組によって、レスベラトールサプリを買うという前にウエイトコントロールを続けて生きれば良いとも言う。

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