仕方ないけど、、、
同系の原子炉の安全性が疑われるのは仕方ない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110609-00000008-mai-int
同じタイプのモノに同じ様な負荷が掛かれば、同じように壊れるだろう。これに安全性を担保するには何が必要か?
考え方として、電源喪失が問題だとして、電源喪失に陥らないようにという対策では多分不十分。その対策の上で電源喪失になれば同じ事。
今回を振り返れば、電源喪失後の深刻化において最大の原因は、電源喪失後の処置に時間を費やしすぎた事。これは、停電という暗闇での作業という事もあるだろうし、廃炉にならざるを得ないベント+海水注入への判断が鈍ったという事もあるだろう。特に、電源喪失から深刻化迄に与えられた猶予時間を使えなかったというのが最大であり、使えなかった理由は人の判断の介在に依るモノ。
人間っていうのが一番信用出来ない訳で、電源喪失しないための電源のバックアップという対策でなく、電源喪失したらシステマチックにベントを行い、自動的に動力源に頼らない注水が行われるシーケンスを与える必要があるだろう。
マーク1がどうか?と言う前に、これ程までの深刻化を引き起こした原因は?という部分で、責任のなすりつけ合いで事態を隠蔽するのでなく、ホントの原因、それに見合った対策を見出す事が一番大事だろう。
このタイプの原子炉を疑っても、それは偶然、露わになっただけであり、他のタイプでは見えていないだけの話。そういう議論ではなく、ホントの深刻化の原因が何か?を突き止める事が大事な筈だ。
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