企業からのアクセスを見て
6/8は、企業からのアクセスが多かった。
ネタは、無注水軸受、全力先行待機運転ポンプ関連のネタに対するアクセスであるが、今、試作品提供を行っている企業以外の企業からのアクセスだ。試作品提供による試験評価を行っている企業は、この業界のトップ企業を覗く上位数社だけど、今回のアクセスは、その業界のトップ企業からのアクセスだ。
彼らの製品自体の情報は当然有しているし、それも一種のベンチマークとして評価試験を行ってきた。
勿論、その無注水軸受システムも実用に耐えうるモノだと思う。試作して自分の評価試験機で評価した結果を見直すと、、、、0.2[MPa]×6[m/sec]の気中運転において、内径100mmの試験軸受、初期軸受隙間を0.55mmとしたモノで、最長1時間53分の無注水運転が可能だった。
しかし、その時間になった時点で、再利用不能な状況に陥り、軸側の材料の破断破壊を招く事を確認している。
因みに、軸側の材料肉厚は通常では考えられない程の厚さを与えた試験であり、トップ企業の設計で与えるであろう肉厚の3倍以上の肉厚を与えての結果であり、彼らが製品として提供するシステムの3~4倍の耐久時間が、1時間53分ということ。
つまり、彼らのシステムその物をベンチに掛けると、40分保つか保たないかというモノだ。
因みに、彼らのシステムと今、多くの企業に提供しているシステムの大きな違いは、本質的に仕様限界に近づいた時に破壊に到るか否かの違いである。
我々のシステムは、破壊限界という概念が存在せず、深刻環境に以降する程、システムが安定する方向に変化するものであり、材料耐性で持ち堪えさえるという思想とは一線を画している。
従来の材料力学的、熱力学的な設計でなく、実は、このシステムの防御は機械部品でありながら、回路的な思想を数多く取り入れており、設計思想、開発思想が全く異なるものである。それ故に、比較の対象には為り得ない。
技術的に同じ方向性で競っていないのだ。全く別の概念、思想、別のアプローチなのである。
トップ企業の製品も開発が進行しているかもしれないが、ネットで当サイトを熟読するようであれば、案外苦労しているのかもしれない。切磋琢磨してイイモノに育ち上げたいものである。自分としては、この分野のトップ企業の開発セクションが相手と言う事だが、相手にとって不足は無い。
どっちが優れるか?興味深いものだ。まぁ、この記事自体、宣戦布告という訳ではない(笑)
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