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2011年6月23日 (木)

ポンプ用セラミック軸受の破壊

 チョット、こういう検索が企業ドメインからあったんで、、、

 そもそもセラミック軸受っていうのが何故に存在するか?っていうと、硬い材料ということで土砂摩耗に対する耐摩耗性維持が目的。このセラミック軸受っていうのは、本来、ドライ用途ではない。

 そんなセラミック軸受が壊れるのはどんなとき?っていうのが検索ワードだが、、、、

 一つは、ドライ運転時における固定側摺動材、回転側摺動材の材料同士の凝着破壊。

 他には、ドライ運転時における抱き付きによる回転側摺動材の膨張による固定側摺動材への衝撃破壊。

 間接的な破壊としては、固定側摺動材に超硬合金を用いている場合、水中、海水中における使用で結合相の溶出等で腐食が進んだ状態で破壊された時に、破片の摺動部への噛み込みによる軸受系の破壊が生じる事や、超高濃度スラリーを噛み込んだ時に、スラリー噛み込みによる異物凝着による破壊も生じる。これは使用環境に起因する破壊。

 稀な例では、水撃によるポンプ変形時における偏荷重による破壊、異常振動による破壊があるけど、そういう例は稀。

 そんな感じ。

 何れも、、、、、破壊は一気に急激に進行し、機能を完全に失うので機械として突然機能を失う。

 結論として、、、、セラミック軸受というのは言葉は存在しても、適用する事自体がナンセンス。こういうモノを世の中に出す事自体が大きな間違い。

 仮に使われていても、、、、破壊が急激に進行し一気に終末状態になるのは絶対にダメ。

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