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2011年7月 7日 (木)

先行待機軸受の摩耗性評価

 現在、無注水軸受に要求されるもう一つの性能、耐摩耗性評価試験を行っている。
 試験では、軸受部に強制的にスラリーが圧送されるタイプの試験装置である。通常のポンプとか試験装置では摺動部にスラリー粒子が浸入しない事が多いが、評価装置では摺動部に強制圧送するので非常に厳しい装置である。

 勿論、スラリー評価で重要なのは軸受隙間の流体移動線速度だから、それが計算できるように供給ポンプも容積式を選んでいる。

 それで、現時点で終わったのが300ppm、3000ppmだけど、スラリー粒子を機能的にハンドリングするシステムが有効に機能しているためか、、、、、全く摩耗は進行していない。

 それ故に、記事にすることが無いだが、、、、、

 そうなんだけど、最近、先行待機というキーワードで検索する企業ドメインが凄く増加している。更に、前世代の先行待機軸受の受注も快調のようである。

 この世界、案外面白いのかもしれない。個人的には前世代は早く打ち止めにして新世代軸受に変更したいのだが、新世代軸受は、今の時点で丁度協力企業に納品される頃。

 早く結果が知りたいものである。

 このシリーズのシステムは回転側材料がスラリーに万能ではなかったけど、新世代では、回転側材料を守る工夫が随所にある。そういう使用の固定側材料だけど、本日の評価ではまずまずである。これから定量的な評価方法を決めて試験を継続していく予定だ。

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