藁にもすがるって言ってもねぇ
先日、会議で思わず吹き出しそうになってしまった、、、、
っていうのは、企業経営者のトップが最近は物忘れが激しい、、、、で、雑誌の広告が目に留まったそうだ。
何?
なんと、脳細胞を再生する核酸を含むサプリで、これを服用すると、みるみる物忘れが改善するという。核酸の摂取で脳細胞が再生し、脳年齢が若返る、、、、そのような文言が記事に踊っている、、、、そして、利用者の脳年齢が実年齢87歳でも32歳と若い、、、、、
それ見て、これだ!って事。
これって、深夜のサプリの通販で、利用者のコメント『コレ無くしては生活が考えられません!』って良いながら、画面の片隅に小さく『※これは効果でなく、利用者の感想です』って書かれている奴その物じゃん、、、、、
こんな文言に引っ掛かる事自体が、脳が腐っている証明だろうに、、、、、、
そもそも、学説で、失われた脳細胞が特定の刺激や栄養素で再生するという話が事実だとしても、脳細胞が再生したから脳年齢が若返り、物忘れが無くなるという飛躍は誰も言ってないだろう、、、、、
これやったら、こうなる!そういう短絡だからダメなんだ世なぁ、、、、、、生物システムの現状は、刺激や環境が複雑な経路を経て今を形作っているのだ。その今の状態が個体によって千差万別なのは、個体の経緯に同じモノが存在しない事が理由なのだ。何かを変えたら皆同じになるという短絡思考自体がナンセンスな筈なのに、、、、、
まぁ、こういうスタイルだから、モノの開発に際しても、出来れば良い!出来るために必要な要素はパクリでも何でも良いから取り入れたら同じ結果が出る!という企業運営に繋がるんだろう。
しかし、、、、社内報に、脳細胞再生のサプリを試す!なんて記事を掲載するなんて、、、、チャンチャラ可笑しい話だ。他人が見たら良い笑いモノだ。
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