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2011年8月13日 (土)

理想の研究室

 理想の研究室って、どんな環境?
これは、育ってきた生い立ちによるけど、自分が経験した研究室は、学生時代と社会人以降での産官共同事業での官の研究室だ。

 学生時代の研究室、特に自分が室長の立場だった時はどうだった?を振り返ると、、、、その空間は自分のパラダイス的な空間である。研究に限らない。趣味から生活から遊びから、、、其処が拠点となっていた。研究室でゲームしたり漫画読んだり、菓子食ったり、遊びの打ち合わせしたり、寝たり、宴会したり、ビデオ鑑賞したり、エンジン解体したり、、、そういうモンである。そういうリラックス環境と研究出来る世界が密接故に行ったり来たりして無駄なく研究が出来るのだ。
 当時は工場棟に出向いて、単車の足回りスワップ用のパーツとかバックステップとか作りに出掛ける事も多かったなぁ、、、、

 では、産官事業での官の研究機関ではどうか?官の担当者と仲良くなり、そこの広い研究ゾーンでは、雑談したり、宴会したり、深夜は酒飲んだり、、、、そういう利用である。そこでは私的な活動の割合が40%以上は在ったように思う。

 つまり、研究室とは、仕事や勉強、研究以外に過ごせるリラックス空間のこと。これって、ルーティーンの業務エリアとは共存出来ないのだ。
 そう言えば、連れで科捜研に勤めている奴がいるけど、その場も完全に研究オンリーの世界では無いという。学生時代の研究室で他の研究室も基本は同じ傾向である。これが現実なのだ。

 研究室とはパラダイスでなければならないのだ。

 今、会社には自分の研究室があるけど、確実にパラダイス化している。リラックス空間を完全に構築するのが一番大切。営業とか総務、管理、設計のように、誰彼は何している?サボってる?遊んでる?なんて意識が罷り通る空間では研究は成立しないのだ。研究とは知的好奇心追求活動であり、好奇心=遊び心、、、つまり、遊べる、さぼれる環境が大事なのだ。

 こういう事なのである。だから、研究ってのは、一般的に理解され難いのも事実。それ故に、中小企業以下には研究室が備わりにくいのである。

 営利組織には、最低二つの職種がある。一般にはブルーカラー、ホワイトカラーという言い方をするけど、ホワイトカラーをワイシャツと捉えるか?白衣と捉えるか?で意味が変わる。

 分け方次第だけど、定型作業、非定型作業で分ける。
 定型作業は、汗流し系とストレス心労系の二種がある。

 汗流し系というのは決まった作業で物作りしたり、サービスしたり、そういう系統。そう、働くという行為を汗を流す肉体的な繰り返し作業を行うグループ。

 ストレス心労系というのが定型事務作業系である。これは働くという行為の内、定型性肉体労働を無駄なく円滑に進めるための段取りを永遠に進めるグループ、具体的には、総務、管理、営業、設計等が該当する。兎に角、肉体労働による実作業を多く行わせるには、そのための段取り、手配のような準備作業が必要なのは当然であり、汗は流さない変わりにストレスを貯める。貯めるストレスによる心労の引き替えが賃金みたいなもんである。

 これら定型作業ループ系とは違うのが研究開発系。これは非定型の作業で基本的に納期の存在しない発想を生み出す作業を行うグループ。そして、同じ仕事を二度とする事がない系統。発想を生み出すという行為は、環境に依存するので見た目には仕事をするというよりも遊んでいるというような行動を行うグループだろう。

 こうして考えると、大学時代、共同研究時代に過ごした学の研究室、官の研究所っていうのは、正に遊ぶための空間だったように思う。

 このように思うと、今の環境は、バリバリと遊んで過ごすという見方からすると、一寸不十分。もっと娯楽が楽しめるように備品を増やさないといけない気がしてきた。会社でしっかり遊ぶための世界を作る事が充実した研究を行う必要条件なのだ。(笑)

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