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2011年8月10日 (水)

独創性

 何かに取り組む時、大事なのは独創性である。独創性が在るか無いかが価値の有無である。オリジナリティーの無いモノには基本的には価値が無いのだ。

 この教え、大学時代の教官で製図、腐食の授業をされていたM教授の考えだけど、全く同じ考えを自分も今は持っている。この教官の授業は必須科目だったけど、生徒の学籍番号毎にテーマが異なり、そのテーマに基づいた起案、設計、製図の一連の作業を行うのだが、そのステップ毎にレポートを提出し、そのレポートの内容には、課題と解答以外に、学生毎のオリジナリティーが無ければ、『オリジナリティーが無い!』という理由でステップを通過出来ないというモノだった。それで留年する奴が結構多かったのだが、、、、

 自分も、何かをやる時に、そこにオリジナリティ、独創性が無ければ価値が全く無いと思っている。

 それ故に、自分自身の活動では、何はともあれオリジナリティ、独創性、特許申請に相当するような技術というのに拘りを持っている。

 事実、最近話題のゲリラ雷雨だけど、それに対応する先行待機ポンプ用の無注水軸受の開発を行っているのだが、その軸受システムは、E製作所の行っているPEEK軸受+超硬スリーブとか、K社等の行っている窒化珪素等セラミック軸受+超硬スリーブ、、、、といった既存のシステムとは全く異質のシステムで展開している。システムとしては異質、異端、覇道でも機能を果たせばOKであり、それが結果として、ある企業経由で最大の地方自治体で使われていたり、別企業からの引き合いも少なくない事態を作り出している。

 これが大事なのだ。大事なのは、オリジナリティ、独創性なのだ。

 で、本題だけど、、、、勤務先では、やはり将来のために新しいプロジェクトが複数あるのだが、その多くがコア技術は余所からの持ち込みで、勤務先の製品として売り出したい、、、、というのである。
 多くが失敗+撤退、、、形だけ継続、、、、そういう状態なんだが、その担当という貧乏くじを引いた本人からすれば、やっても申請作業に追われて、、、という感じでモチベーションが全く無いような感じ、、、、

 でも、これをチャンスと捉えて行動すべきなのだ。コア技術が余所にあっても、それに+αを与える事で競争力に繋がるならOKであり、その補助的であっても+αを考えれば良いのだ、、、、、これこそが独創性である。独創性を生み出すチャンス!と捉えて行動すれば、貧乏くじ意識が一等賞という意識に変える事が出来る筈だ。

 意識の変革こそ、重要、、、、。

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