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2011年8月27日 (土)

中小企業の利点と限界

 金曜日、NHKの番組で、中小企業の名物社長の取り組む人事採用が取り上げられていた。
 全部の番組は見ていないけど、社長、副社長の言葉が印象に残る、、、、、

 企業はナガオカって水道関係の企業らしい。そこで経営者の言う研究、開発、、、、それは、現場で初号機を据えて現場で問題を解決していくという話、、、、、これ、どこかで聞いた事がある。経営者の考え方、『答えは現場にある!』そうだが、これも何処かで聞いた事がある。

 それで、番組では内定者が次々と辞退していく訳だが、辞退の理由は、経営者のワンマンぶりと研究という行為に対するイメージのギャップだったりする、、、、

 これも実に興味深い話。

 研究開発の生産初号機=製品、、、、、これは、大企業では考えられない話し。

 チョット前迄は、これもアリか?と思っていたけど、検証無しの初号機が製品として成り立つようなジャンル、新規性では、今後の日本で生き残る事は不可能、、、、、初号機で成り立つレベルの製品はアジア諸国で簡単に出来るはず、、、、となると、追随を許さない高度な知見と先見性、独創性が日本製品に求められるモノ、、、、

 そうなんである。大企業と中小企業の差は、モノを生み出す際の知見の深さの差、即ち、独創性の差、新規性の差なんである。これが生き残るかどうかの分かれ目なんだろう。

 このことを強く感じた。

 このナガオカって会社は経営者の頑張りで生き残っているようだけど、生き残っている企業には、何処か余裕がある。この余裕というのは、試作1号機=製品を許す風土。それが許される業界故に、中小企業でも量とシェアが獲得出来るのである。その余裕が得られる市場に存在するというのが一番の強さとも言える。

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