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2011年8月 5日 (金)

のりんさいくる

 のりんさいくるっていうのは、広島の自転車共有の社会実験だそうだ。期間は2年、利用形態は月1500円でスタート、、、、で、今は利用低迷で月1000円に値下げされたそうだ。他にも追加料金の値下げ、一時利用が可能になった等の改善も行われたそうだ。

 現状は登録数172件、自転車台数150台となっているけど、利用者低迷の理由は、値段が高いということ、手続き可能なのが市内2箇所のJTBの窓口に限られるのが現状とのこと。

 本来の目的は過度な自動車依存を解消するとのことだけど、自転車の利用価値以前に自動車の利用形態をもう少し詳しく調べないと都市内の移動手段として自転車の利用は進まない。
 自転車から趣味的要素を排除して実用面から利用促進を図るとすると、、、、自動車のメリットを理解し、自転車のデメリットを排除する事が大事なのかな?とも思う。

 そもそも、自動車のメリットは市内の短距離移動であっても移動先に駐車場があって、ドアtoドアで移動出来るメリット、荷物の積載、全天候性といったメリットは二輪車に対する大きなアドバンテージである。
 自転車と単車の場合、速度は単車が上回るけど、短距離の込み入った場所の機動性では乗車前準備を考えれば自転車の利用価値は高い。ただ、距離が伸びて郊外の坂道が経路に含まれると単車には太刀打ち出来なくなる。

 このように、自転車、単車、自動車にはテリトリーがあって、既に棲み分けが済んでいるとも言える。
 こうした中、自動車利用から自転車利用にシフトするとなると、趣味でなく実用ならば、実用環境でアドバンテージを与えなければ難しいだろう。

 思い付くだけ揚げるとすると、、、、機動性に見合った乗り捨てポイントとなる基地を細かく展開しないと無意味となるし、、、、実用で小径のミニサイクルを展開しているならば、歩道での利用が前提だろうけど、その場合、少なくとも市内中心部の走行可能帯にはテント形式でも構わないから屋根でも設ければ大きなアドバンテージとなるだろう。他にも色々有るだろうけど、自転車利用のメリットを増やさないと利用促進には繋がらないように感じる。

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