知っている!はダメだな。
会社を休んだ8/30のネットで見掛けた記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000050-zdn_mkt-ind
これだけど、『知っている』が学ぶ心を妨げるってニュースだ。
これ、実は部下を始めとして多くの人に日頃から言っている話なんである。知りもしない癖に知っていると錯覚することで、その奥に関心を持てない。その分野への興味の対象を自分で発掘しないから自分の考えを作り出す事が出来ないという考えに基づく話だが、この知ったかぶる状態=知っていると錯覚する状態を作り出す環境、、、
それは、ネット検索、知恵袋、、、、これである。
ネットで手軽に他人の考え、解決法を参考にする。これで、その問題に類似した問題を自分が抱えていたとしたら、それを見て知ったつもりになったり、自分で解決出来たと思ったりする。
ネットで調べてOK的に思う奴、特に、ネットで他人の主観を自分の意見として錯覚する奴は、見るだけでムカツク。
ネットで利用するのは統計的なデータとか、そういった事実事例だけで客観的事実の検索に留めるべき。答えや方法論をネットに求める、、、、そういうのは人間として有り得ない。
理由、人間が人間である自分の問題を自分で解決するために必要な着眼力、好奇心、探求心の成長を阻害するから。ネット依存、他人の意見依存というのは、人間としての完成を拒否しているかのようである。
歳を取った連中の多くもそうだ。知りもしない事を知ったかのように振る舞う。ネットでサッと調べて知った気分になって、奥を知ろうとしない、、、結局、メッキのような知識。役に立たない知識である。メッキのような知識を持っている事による自尊心が本当の成長、本当の理解を妨げる。これは実に多い例である。
知っている、、、、そういう奴は、自分でホントの部分を知ろうとしていないか、判った!という実感を得た事が無い奴かも知れない。
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