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2011年9月11日 (日)

機材の先にあるものは?

 最近の自転車ブーム、かなり特化した方向に向かっている。特化させる小道具もかなり充実している。

 そんな小道具を見る、、、、車体でも鉄よりアルミ、アルミよりカーボン、、、、、、コンポーネントも然り、8速より9速、それより10速、11速、、、、ペダルも然り。フラペよりクリップ、それよりビンディング、、、、服装もジーパンNG、それよりレーパン、、、、、

 何だか、凄い、、、、、

 しかし、、、そういうモノが与えてくれる効果は使い手次第なのである。

 最近はロードブーム、、そんなブームで定番的カッコイイアイテムっていうと、ビンディングペダルとレーパン。レーパン穿いて、ビンディングペダルを使ってロードに乗る、、、これで、取り敢えずブーム先端の風体を得る。

 そんなもんだけど、このレーパンとビンディングで思うこと。これが無いとダメか?これは素晴らしいか?というと、効果は正しく人次第なのだ。

 例えば、レーパンが無いと尻が痛い、レーパンがあれば長距離走っても大丈夫って人が居たとする。逆に言えば、レーパンが無いと長距離が走れないということ。
 つまり、レーパンを穿く事で長距離が可能となるのだが、その人にとっては、レーパンとは長距離を走るために痛みをもたらさない魔法のパンツとなる訳だ。

 しかし、、、、長距離をハイペースで走る人の絶対必要条件としてレーパンは必要か?というと、、、、そうでもない。レーパン不要で痛みを感じずに長距離をこなす人も居る。そういう人にとっては、レーパンは必要条件ではないのだ。少なくとも、痛み緩和という意味に意義を見出さない。
 しかし、そういう人も然るべき時にはレーパンを否定しない。では、レーパンは何のために利用するか?というと、痛み緩和のためではないのだ。それはもっと別の目的だったりする。

 つまり、使う人にとって、道具の目的が違うのだ。逆に言えば、レーパンが痛み緩和のためで穿くというのは、痛みを感じるのが当然と思い込んでいる時点で、更なる上の次元におけるレーパンの必要性が見えていないと言う事。

 他にも、ビンディングペダルでも然りである。これがあると引き脚OKで高回転ペダリングが可能、、、、そのためにビンディングが必須という話があったとすれば、コレがないとスムーズなペダリングが出来ないという証明。しかし、世の中には、ビンディング不要で高回転のペダリングが出来る人も居る。そういう人にとってはビンディングは必ずしも必須ではない。ただ、ビンディング必須論を唱えない人も利用する。そして、利用する目的は別にあったりする。その別の次元には、ビンディング必須論を唱える人では到達出来ない。そういうモノ。

 ありきたりの目的のために、道具が絶対必要と思う人にとっては、その世界の到達度100%に対して、より低い次元の話しか出来ていない事が多い。その道具を使えば何かを与えてくれて快適になるとしても、その快適、高性能を得た到達度は100%には遙かに及ばない。その道具を使って物凄い低い次元が少し上がるに留まるだけである。
 逆に、その道具を使わなくても、それなりに満足が得られている人が、そういう道具を使ったとすれば、その道具を使う事で、その世界での到達度は非常に高い所が狙えるものである。そういうもんだろう。

 これは自転車に限らない。道具が結果を与えてくれるという事自体が本質を見失っているのだが、それは、道具便りの人には永遠に見つからない。道具無しで極めたいという気持ちが、行為の目的を浮かび上がらせるのである。
 自転車の世界に限って言えば、レーパンが無いと長距離で尻が痛いとか、ビンディングが無いと高回転ペダリングをスムーズに持続出来ないというのは、道具以前に使い手側に実は大きな欠陥があるのである。道具で欠陥をぼやかしているだけで、そうなると欠陥に気付いたり、欠陥の解決の手立てを失いかねない。道具無しでも行けるというレベルで道具を使うのと、道具ありきで接するのでは、結果が違う事に気付かない人が結構多いのには驚きである。

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