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2011年9月28日 (水)

除染は現実的なんだろうか?

 除染、、、、こんな言葉が使われて久しいけど、実験的な実施以外で実施された形跡は無い。それでも、時間は確実に流れる。時間の流れ=物質の流れ、、、、覆い被さっただけの放射性物質は、半年以上の月日の経過によって生じるモノの流れ、物質の循環システムによって深く、広く拡散している。
 それにも増して、原発地域周辺は鉢呂氏の表現した『死の町』ではないが、人の生活が失われた直後から廃墟化している。その廃墟化を加速しているのが、空き巣や余震、野性動物の行動。これらは、建て屋の侵入で、進入経路を開けっ放し、、、当然、そこから内部の廃墟化を加速させる。
 建て屋だけではない、アスファルトの隙間、舗装路面以外の土地、田畑、、、、雑草まみれだろう。

 果たして、このような状況は、その場を当時の生活環境に復帰できるのだろうか?除染以前の問題も大変だし、除染も拡散、浸透した物質を取り除くのは、もはや現実的でないような気もするし、浸透した汚染物質を除去した後に発生する汚染ゴミをどうするか?という問題も抱えている。

 そんな現状があるんだけど、自治体では帰還目標を定めて動き出そうとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110927-00000010-khks-l07

 この現状を考えると、自治体単位で動ける話ではないような気がするのだが、国の具体的な行動は未だ見えない。

 正直、除染という言葉は耳に聞こえは良いけど、、、、実質的には不可能な気がする。放射性物質が放射線を出しながら消滅するのを待つしかないような気がすると言ったら悲観的すぎるのだろうか?
 除染を期待した植物による吸い上げ効果も厳しいし、溶液中の溶質を吸着するというのも土壌では使えない。
 放射性物質の半減期を人為的に変える方法は未だ発展途上、、、、現実問題、ばらまかれた放射性物質というのは、手の施しようがないというのが実直な感想だ。

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