この検索が凄く多い。
別に買った訳ではないけど、検索される理由、、、、DAHON好きユーザーがフロント多段+451仕様という点で着目している模様。当初は前後輪の異様な離れ具合からホントに451WO?、実は406HEでないの?って思ったけど、実際に購入した方のページ等の情報から、やはり451仕様のようだ。しかし、451仕様のホイールで、前後輪の間隔を見ると、相当に長い車体のようだ。
このモデル、DAHONのOEM供給では無いようだが、DAHON風の折り畳み機構を取り入れている様子。ステム、フレームの蝶番部分の固定方法がそういう感じ。
http://bicyclescatalog.in/post/7076456438/oyama-folding-bicycles-2011-brochure
で、出回っている写真から判断すると、、、、
1.ブレーキアーチはロングアーチタイプのキャリパーブレーキ。
451サイズでロングアーチのキャリパー仕様。フェンダーをセットするならイイ感じ。但し、ロード用のショートリーチのキャリパーを使うには工夫が必要。ショートリーチキャリパーを望むなら、ピポットオフセットアダプターを前後ワンオフで製作する必要があるだろうな。
2.シートパイプはハンガーの前方側にオフセット。
DAHONとは位置関係が逆。それ故に、シート角はDAHONより寝気味。折り畳みステムも前傾仕様故に、サドルハイトを上げると大きな割合でリーチが伸びるだろう。
3.Fメカ固定用パイプが装備。
2.の特徴故に、Fメカ固定用パイプ端がBB中心を通る適切なチェーンアングルとなるようなFメカ固定用パイプが装備されている。大きな美点である。
4.ホイールベースが長い。
2.故にリアセンターが長い。小径車で長いのはチェーン脱落防止の面からも大きなメリット。レ・マイヨWの場合、ホイールベースが980mm、2002年DAHONのスピ8が1040mmだけど、真横からの写真を見ると前後輪の間に451サイズのホイールが入っても更に余裕がある。写真からの逆算だけど、恐らくホイールベースは1100mmmを越えているだろう。
それ故に、直進安定性は優れているだろう。但し、旋回性は小径車らしく無くなるかもしれない。
5.仮想トップ長が長い。
4.故にだろうけど、自分が乗ると過程した場合、サドルセンター~ハンドルのクランプ位置のリーチは590~600mmが基本。ロードの場合、トップ長530mm、ステム長が80~90mm、オーバーラップが10~20mmだから600mm程度に収まる。その寸法を念頭に入れて自分の自転車の横写真と較べると、サドルハイトを同じ状態にあると見立てて計算すると、リーチが640~650mmもある。かなり大柄な自転車であるというのが見て取れる。少なくとも、このフレームで小柄な人ではアヘッドステム+ドロップハンドルは使えない。フラットバーのまま乗るとして、、、、フラットバーのままハンドルハイトを下げて前傾度を確保するような乗り方になりそう。以上がパッと見た感想。身長で178cm以上の人ならイイかも知れない。逆に172cm以下の人にはポジションが作りにくいかも知れない。
所謂DAHON自体も日本人が乗るには結構大柄な自転車。特に、折り畳みステムが前傾している近年のモデルはリーチが相当に長かったりする。少なくとも、アヘッドステムを装着するとサドルの相当な前出しが必要。
個人的には、2004年以前のDAHONとか、インテグラルヘッドを使っていないスレッドステム構造のDAHONのOEM車のヘッドパイプとステムが同一直線にあるタイプの車両(我が家なら西DAHONとかビーンズハウス)の方が身長に合うから好み。少なくとも、グリップポジションがステムの先にくるようなドロップ、ブルホーン、エビホーンにするなら前傾ステムはかなり厳しい。勿論、ポジションは人それぞれだから、違う価値観はアリだろう。
ただ、変速性能、チェーンの脱落抑止、安定性といった面から見ると、通常の小径車では味わえない世界があるかも知れない。ホイールベースの長さから見ると、普通の小径車のような旋回特性は無いだろう。寧ろ、直進性が強く、旋回時に立ちが強そう。ホイールベースの10mmは影響が少ないと取る人も居るけど、ピスト、ロード、スポルティーフ等を見れば、その差は10~20mm刻みで最大で50mm程度の差しかない。そこで、通常より100mm以上長いというのは、相当に変化しそう。
一見、DAHONのOEMっぽく見えてDAHONの乗り味が想像されるけど、全く違う乗り物のようだ。良否の判断で良!となる人は購入すると面白いかも知れない。我が家の451WO仕様の小径車、乗って楽しいのはレ・マイヨWベースのモデル。
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