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2011年11月21日 (月)

好みは?

 趣味何?って聞かれると、取り敢えず、単車とか、自転車とか、そう答えるけど、、、実は、単車にしろ、自転車にしろ、特に大きな拘りがある訳ではない。まぁ、単車買うならコレ!とか、自転車買うならこれ!とか、そういうのはある。

 単車、自転車に限らない。パソコンもデジカメも、ひげ剃りも、筆記用具も、、、、色んなモノが等しく好き。

 ただ、どんなジャンルのモノも好きなモノと嫌いなモノがある。ジャンル引っくるめて好きというのは無い。

 個人的には、モノっていうのは、その先に、それが世に出てくる経緯において携わった人が居る筈。多くの人が携わっているだろうけど、自分が好きなモノっていうのは、モノに在るモノを見つけた時だ。

 或るモノとは何か?というと、全部でなくとも一部でも、モノに載せたメッセージが伝わってきて、そのメッセージに共感出来るモノである。
 だから、モノには見方によるけど、良心の込められたモノ、悪意が見え隠れするモノ、優れたモノ、劣ったモノとあるけど、、、、好きなモノは優劣に非ずで、モノに作り手の真摯さが少しでも見え隠れするモノが好きだ。

 良心が込められていると思えるモノには、そこには意思がくみ取れる。意思が汲み取れれば、それは何を望まれているか?も想像出来る。そういうモノはジャンルを問わず好きだったりする。
 このモノっていうのは、工業製品に限らない。スポーツや音楽における型、美術、芸術に於ける基本、、、、いろんな分野に当て嵌まる。実像であるとは限らない。偶像的なモノも含んでいるのだ。

 自転車好きに聞かれた事がある。どうして乗るの?とか、どうしてトレーニングするの?と、、、で、その時は、其奴に判るように『昨日出来た事を今日も出来る事が確認したいから、、、』と答えた事があるけど、そんなのは嘘っぱちだ。そんな事、考えた事もない。昨日の健康を今日も維持したいのはあるけど、その為に自転車に乗っている訳ではない。
 単純に楽しいから。ただ、単純に楽しいから、、、という答えでは満足出来なさそうだったんで、そんな回答を選んだだけだったりする。

 楽しい理由、モノを見ると、使い方、乗り方はどうすべき?って答えが頭に浮かぶ。浮かんだ答えが正しいかどうかを検証する過程と、そこで得た結果を見るワクワク感に尽きる。これが全て。何かテーマやターゲットが見つかって、そこに思いを巡らして自分なりの答えを導き出す過程が最高に楽しいのである。

 しかし、こういう考え方が出来るようになったのは、、、、、少なくとも学生時代では無かった。色んな事を経験して知識として色んな事を知ってからの話。思えば実に簡単な事だけど、これが何か?を自分なりに見つけた時が一番楽しかったような気がする。そう思ってからは、、、、そういえば、特定のジャンルに拘りを持つって事が殆ど無くなっている。

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