家電メーカー、テレビ事業縮小、、
パナソニックを筆頭に家電メーカーのテレビ事業が縮小されるという。
テレビというと、家電メーカーの稼ぎ頭だったそうだが、それも今は昔で赤字事業という。
今の時代、テレビというと、中国、韓国のメーカーが幅を利かせており日本製が有利とはならないそうで、価格競争力的にも非常に厳しいという。
そんな国際競争に敗れる側の言い訳として、今の円高が悪いという文言を聞くことが多い。これは、輸出産業の花形である自動車でも言える事。しかし、、、、円高が悪いのか?というと、必ずしも、そうではないような気もする。
っていうのは、為替的に有利なウォンとか元を通貨に持つ国家が既にテレビとか自動車を作ることが出来るのである。つまり、日本という地域は、世界に対してテレビとか自動車を作る役割を終えつつあると考える方が自然とも言える。何時までも、テレビとか自動車を作って儲けよう、、、、そういう考え方自体が大きな誤りのような気がする。
正直、日本の産業が同じ製品を数十年作り続けている事自体が間違いであり、業態を進化させず数十年の間を過ごしてきたツケが回って来つつあるだけのように見える。
円高という以前に、世界の中で担うべき役割を見付けていないのが大きな問題であり、次の稼ぎ頭となる製品や市場を生み出すことこそが一番重要だろう。
円高といって円安誘導を望む、、、、これって、肥った豚が食われないように頑丈な檻を作って外敵から身を守っている姿にオーバーラップする。
テレビ事業も白物家電事業も、大衆車も、、、、、そんなもんは作るのを止めてしまえ、、、、、純粋にそう思う。そうやって大量の失業者が出たとしても、そうしないと産業のリビルドは適わないかもしれない。
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