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2011年11月11日 (金)

考え方

 先日、とある学会に出席した。
 この学会は先端分野の学会。扱うモノ、ターゲットは今をときめくモノが相手だけど、、、

 そのモノの特徴に対する態度を見ていて気付いた事がある。

 この新しいモノは、在る特徴を持っている。その特徴とは、、、、通常のモノとは全く異なる性質なんだけど、、多くの人の開発の志向が、モノの持つ特徴を消して通常のモノ的な特徴に作り替える工夫、、、、こればっかり、、、、

 多分、これが日本人なんだろう。

 で、思ったのは、この特異な特徴を生かした利用法を開発する方がモノが生きるのでは?という感想。それから、モノの持つ特徴をある一面からしか誰も見ていない、、、、モノの持つ欠点と思われている部分を合理的に利用する方法も探していない、、、、

 多くの日本人が、新しいモノに対して、新しいモノの特徴を普遍にするための努力をしている、、、、これが日本人のダメなところなんだろう。

 この学会に出席して思ったのは、テーマに対する真摯な態度に対する賞賛と、あまりにも同じ方向を見た進み方、、、、、まるで、イワシやサンマの群のような動きに対する残念な気持ちが入り乱れる感情である。

 みんなマジメ、、、しかし、意志が無い。価値観に従うけど、価値観を生み出す事が無いということ。
 日本に欠けているのは何か?少し判ったような気がする。

 それから、、、やはり大事なのは新しい価値の創世ということ。価値の担い手となる産業が景気を引っ張るのだろう。その産業がコレまでは自動車とか家電、造船等々だったんだろう。しかし、新しい価値を生み出す業界は何処か?というと、やはり苦しんでいる業界かな?と思えてくる。自動車、電気、機械、、、、これ以外の業界から新しい価値観が生まれ、その価値を担った製品が財を生みだし景気を引っ張っていく、、、、そんな気がする。

 例えば、繊維業界なんか面白いかも知れない。布を振り回したら湿度が下がる程の吸湿性を持つとか、或いは、湿った布を振り回したら水滴が飛び散らずに湿度が上がるとか、、、、繊維の表面処理とか帯電技術とか、そういう技術の融合で新しい価値で異分野に突入できるような価値観が沢山生まれてくれば、未来は明るくなりそうだ。

 全くの想像だが、長きに渡り大昔に生んだ価値観を担って甘い汁を吸ってきた電気、機械、自動車関連では新しい価値観を生み出すという事が出来ない気もする。苦労しているモノ程、発想力が豊か、、、、そんな気がする。

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