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2012年3月26日 (月)

VQ1005(2006)と他のトイデジ

 先日、デッドストックで限定販売されたVQ1005(2006)を購入した。で、これが、どれ程違うか?を較べるために、VQ1005(2008)、最新のVQ2005(NICODIGI)も調達して、室内の自転車をサッと撮影してみた。

 すると、、、初代VQ1005、これは多くのユーザーが言う『ビビッド』な写りというのが良く判る。コントラストが高く、発色が鮮やかな写真が撮れる。印象としては昭和の刊行物の印刷に近い感じ。周辺の減光の具合も良い感じ。

Img_0015

新型VQ1005は普通のトイデジで発色、彩度に特徴は感じられない。最新のVQ2005も同じ傾向。初代のVQ1005以外は、機能の劣る?普通のデジタルカメラって感じ。

 VQシリーズ自体、起動、終了も時間が掛かり、起動毎にモード設定が必要で、決して使い易いカメラではない。その煩わしさを超越して面白い写真が撮れるかどうか?が重要で、そういう意味では、VQはVQでも特徴は初代VQ1005に限るような気もする。

 では、初代機以外のVQを含めて、他のブランドはどう?となると、少なくとも他のトイデジは普通のトイデジの機能削減版という感じ。その中で、存在価値を見出そうとすれば、やはり何らかの特徴が必要。特徴としては、撮った写真、撮れる写真に、この機種ならでは!的な特徴が必須で、使用頻度としては、操作性(携帯性、機動性)が影響する。

 写真の特徴(表現は素人表現ですよ)では、

1.マクロが得意
2.風景撮影が得意
3.自然な発色、色再現性
4.写真として
5.暗所撮影が得意

 というところ。これらで見ると、、、
1.マクロが得意(マクロ撮影可能)
・Intel Pocket PC Camera CS630(3cm弱からのスーパーマクロ)
・日立マクセルWS30/Largan Chameleon 0.3(20cmから)
・日立マクセルWS30Slim(20cmから)

2.風景撮影が得意(望遠気味画角+チョイ高画素80万画素)
・IBM PalmPix DC-85(日立マクセルWS80のOEM)

3.自然な発色、色再現性(トイデジクラスならCCD、CMOSとは全然違う)
・Intel Pocket PC Camera CS630
・IBM PalmPix DC-85(日立マクセルWS80のOEM)
・Fujifilm clip-it DS-10S(トイデジではないけど昔のVGA機)

4.写真として(ピントの精細さ、色の階調幅)
・日立マクセルWS30/Largan Chameleon 0.3
・日立マクセルWS30Slim
・コニカ e-mini D/M
・Fujifilm clip-it DS-10S

5.室内等暗い場所での撮影が得意(明るいレンズ、低ノイズCCD)
・コニカ e-mini D/M (F=2.8/2.2)
・AXIA ix-20 (F=2.0)
・AGFA ePhoto CL18 (F=2.0)
・Fujifilm clip-it DS-10S (CCD)
・Intel Pocket PC Camera CS630 (CCD)
・IBM PalmPix DC-85(日立マクセルWS80のOEM) (CCD)

というところ。しかし、携帯性、機動性を加味すると実用に供する機種は限られる。

・日立マクセルWS30/Largan Chameleon 0.3
・日立マクセルWS30Slim
・日立マクセルWS80/IBM PalmPix DC-85
・Intel Pocket PC Camera CS630
・コニカ e-mini D

とこの辺。他の機種は、同じ方向性で更に優れた機種が存在したり、機能的特異性で収集しただけ的な存在になる。

・カシオLV-20 (WS30系統があれば不要)
・AGFA ePhoto CL18 (CS630で十分、AGFAブランドというだけで調達)
・Fujifilm clip-it DS-10S (CS630で十分。少し筐体が大きい)
・AXIA ix-20 (CS630で十分、悪くないけど微妙に大きい)
・コニカ e-mini M (MP3、REC機能、CF対応であっても、e-mini Dで十分)
・日立 iNC100 (EVFに関心があっただけ、貴重な機種)
 
と、こんな感じ。
既に手元に無いものは、

・バンダイ FSTYLE (室内、屋外に弱く、圧縮率も高く、彩度も色調も低い)
・バンダイ C@Mail F38 (もう、何が何だか分かんないレベル)

ただ、FSTYLEは形や操作性は良かっただけに惜しい。AXIA ix-20とキメラを作ってみたい。

 実際の利用頻度的には、屋外では風景撮影中心でDC-85を一番使う。
 室内ではマクロ撮影メインでCS630だ。
 メモカメラとして普通のデジカメ(仕事ではC-120、自転車ではA101、家族とではEX-V8)の緊急用として風景、マクロ切り換え可能なWS30Slimは常時携帯している。
 休日での家の周り、庭や裏山の植物系スナップ撮影はe-mini D、DS-10というパターン。稀にix-20を、、、そんな感じ。

 ビビッドは色合いのVQ1005(2006)以外では、やっぱり発色は重要。そういう点ではCCD機が好んで使っている。

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