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2012年4月15日 (日)

材料選び

 元々の製品の材質の事ではない。
 後から工作して製作する部品の材料選びの話。

 製作するという作業が対象の場合、99%が自転車、単車の話。

 これまで、ワンオフで手軽に製作したモノを振り返ってみる。

1.単車の場合
・SV650SのKENZマフラーのサイレンサーのテールピース
 元々がステンレス板金細工で固定ネジが溶接留めだったものを、ステンレス削り出しで製作。固定ネジは削り出し部品にタップでネジを立てた。
 熱と振動で固定ネジが錆びて溶接が外れていたので、そういう心配が無いように削り出しワンオフ製作。その後、当該部分でトラブル無し。

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bike/svs/svs06.jpg

・S4ガンマのスガヤチャンバーへのサイレンサーアダプター
 劣化で排気音が大きくなりやすいサイレンサーを交換して、反転膨張構造の市販車サイレンサーを取り付け可能とするアダプター。R1-Zサイレンサーをスガヤチャンバーに取り付けるための物。
 加工性(溶接、塗装)重視でSS材を利用。サイレンサーとの差し込み部の精度も高くオイル漏れ、排気漏れは皆無。なお、サイレンサーの固定は耐食性と軽量を期待してアルミの押し出し成型フラットバーを曲げ加工して製作した。

http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/rg_carbon.htm

 とこんな感じ。他にもCX-EUROにターボのスイングアームを装着するために、ピポット部分のパーツをワンオフ製作したけど、これはフレームへの溶接性を考慮してSS材を用いた。
 ガンマのフロントスタビライザーは比強度の高い材料ということで、ジュラルミン厚板材を加工して製作。
 ガンマの足回り交換用のアクスルシャフトに入れるカラーは、フローティングディスクキャリパーマウントの摺動による耐摩耗性を考慮して通常のアルミ材ではなくSUS304材を利用した。
 ガンマのFRP製クレバーウルフのシングルシートに取り付け可能なタンデムシートは、シートベースに1mm厚の鉄板、シートベースを支えるマウントフレームに5mm厚のフラットバーを用い、ウレタンを張った上に合成皮革で覆って加工。一見、純正品の如くの仕上がり。シートベース、シートマウントの必要強度に併せて材料選定している。
 AR125Sにフルカウルをマウントする場合、加工性(板金、溶接)と強度の面からSS材を用いて製作している。

http://homepage1.nifty.com/firstsource/etc/magnum125.htm

2.自転車の場合
・キャリパーオフセットブラケット
 ホイールサイズを406から451に変更しキャリパーブレーキを装着するためのブラケットは、剛性、強度、サイズを考慮してジュラルミンの厚肉材を削りだして製作。非常にコンパクトな構造で出来た。

・小径車用のFメカマウント
 普通ならアルミの削り出し、、、と行きたいところだけど、歯数構成によってフロントメカのトリム調整機構を入れる構造にすれば、トリム調整部の部品の多重化によってフロントメカが外側に出っ張る事を考慮すれば、板材で製作する必要がある。極力高強度、塑性加工して錆びによる劣化を防止する意味で、ステンレスプレートを用いた。
 西DAHONでは、

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/sfd27/sfd27_38.jpg

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/sfd27/sfd27_36.jpg

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/sfd27/sfd27_43.jpg

 のような感じ。

 オ・モイヨWWでは、空間上にFメカを設置するために、多くの材料が必要であり、板材の複合構造しか思い付かず、強度のある板材ということで同じくステンレスプレートを用いて板金加工した。

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/lmwc/lmw_20.jpg

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/lmwc/lmw_23.jpg

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/lmwc/lmw_19.jpg

 のような感じ。

・エビホーン用ハンドル径チェンジャー
 エビホーンで22.2mm用の変速レバー等をバーエンド部に装着するための部品。ハンドルがアルミだから、当然アルミ製。

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/sfd27/sfd27_27.jpg

http://homepage1.nifty.com/firstsource/images/bicycle/sfd27/sfd27_29.jpg

 のような感じ。

 こんな風にワンオフでパーツを製作する時は、アルミ、ジュラルミン、ステンレス、鉄を用途に応じて選んで加工して作る。何を選ぶか?っていうのは、作る部品の機能を維持する上で一番好都合な材料を選ぶというパターン。

 何でもかんでもアルミとかステンレスとか、そういう選び方はしない。

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