« 桜咲かず、春の嵐 | トップページ | 勝手な想像 »

2012年4月 5日 (木)

比という概念

 日常生活で、物事を比較するという概念。これは、考えてみると実に有り難い概念である。
 較べるといっても較べ方は様々だけど、大きくは、二つのモノ同士の比較をする場合、それから、或るモノを他のモノと比較する準備として行う場合がある。

 前者っていうのは、目的とした状態量同士を除する事で無次元数となり、後者っていうのは絶対量とは異なる単位量の比較という意味で、割合的な単位を持っている。

 どちらの値も大事だけど、興味深い事に、殆ど全ての分野の事象が、そういうモノで評価されている。前者が兼ね合いの評価、後者が強度の評価という感じだろうか、、、

 興味深いのは、その兼ね合いとか評価という切り口で見ると、その理解は、色んなジャンルを越えて使える。この考え方、ジャンルを越えて相似な状態量を用いて全く別の分野での評価でも使える。これは凄く便利。

 最近は熱の移動の世界の概念を用いて、摩耗、比摩耗量等の世界の現象を関連付けて、気付いていない現象を説明出来たりして結構有り難い。

 こういう世界の数値の意味を深く考えていくと、事象は結構単純化される。単純化されたモデルというのは、全く別の分野でも通用する場合が多い。それ故に、基本の基本を抑えれば、違う分野の事象の理解が早める事が出来る。

 物事を如何にシンプルに分解して、モデルを頭で作れるか?モデルを作る上で大事なのは、先の兼ね合いと強度に代表される比という概念だ。新しい世界や分野の現象も、自分で理解出来る世界の理屈でモデルに置き換える事が出来れば、理解も早まる。

 それ故に、未知の世界で、問題が生じた場合も、原因の類推と解決法の模索も早まる。そんな気がする。

 最近は内燃機関の構造から別の機械要素部品を作ったり、或いは、電流回路や熱交換機の効率論から、摩耗を抑制する機構を作り出したりしているけど、殆ど、冒頭の比の概念を用いて別の世界の理屈を用いているだけ。
 興味深いのは、自分で作ったモデルに基づいたシステムが、検証と分析でも、当初想定したモデル通りに挙動を示している点。

 やはり、分野を越えて概念は使えるし、状態量の入れ換えれば相似的な挙動を示しているのだろう。この比という概念はかなり重要。

|

« 桜咲かず、春の嵐 | トップページ | 勝手な想像 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 比という概念:

« 桜咲かず、春の嵐 | トップページ | 勝手な想像 »