インターロック
何かあったら終末的状況に到る前に止める。終末的状況というのは、装置、機械なら破損に到る前、人に対しては危害が到る前、、、、
しかし、このインターロック機構というのが、果たしてインターロックとして機能しているかどうか?というのは、モノ次第。
自身、このインターロック機構というのは、今一つ信用していないというか、そういう印象。
インターロックを働かせるには、何らかのトリガーが必要だけど、、その想定するパターンを外れてしまえばトリガーを迂回してインターロックをスルーして致命的な状況になる事は案外少なくない。
そういう理由で、インターロックがあるから安心という考え方は、ここ最近はどうも好きになれない。
インターロックにトリガーを用いる、、、この考え方は、普通と言えば普通だけど、自然に動かしたら、自然にトリガーを振り切ってしまうという事をも意味する。さらに、終末的な状況に到る過程において、トリガーを迂回して同等の事象を招く事態には全く機能しないという欠点もある。
そんな訳で、自分としては、インターロックにトリガーを用いたとしても、それが無くとも自律的に異常状態を収束させるシステムの方が好み。口で言うは容易く実現するのは状況に応じて非常に困難な場合もあり得るが、そこを見出すのが真の安全を保証出来るかどうかの瀬戸際だろう。
インターロックにトリガー、、、これは間違いではない。設計手法でいう安全率的な考え方にも通ずる考え方。しかし、その安全率を越える事はやはりあり得るのである。そもそも、モノが壊れるのは、想定を越えた自体であり、想定されない事態に対しては安全率という概念自体が無意味。何があっても、最後の最後まで機能を失わさないようにデザインする事。これが大事。壊れれば壊れる程、安全に収束するような仕組み、こういう考え方がこれからの時代は必要なんだろう。
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