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2012年4月24日 (火)

知らぬが花

 何も知らされていない状態で、コツコツと働く。そして給料を貰う。
 こういうのは、或る意味、とても幸せな事。

 時期が過ぎると、、、そうは言っていられなくなる。

 命令を淡々と消化する。それで時間を切り売りして稼ぐ、、、それだけなら良いのだけど、

 発せられている命令の意味や実態が見えてくると、そうも言ってられなくなる。

 命令を単に消化する事で得る報酬というのは、命令遂行を望む側を手伝い、その遂行を以て報酬を得るということだけど、、、

 命令の実態を知ってしまうと、そういう風に割り切れなくなる。そもそも、得る報酬というのは、何処から得るモノか?というと、業務を社会に対して行うという事だから、社会から得るモノ。社会が対価を支払うという事は、サービスや製品に価値を見出すからであり、価値に見合ったモノの提供が大前提。
 価値が優れているとか、劣っているとか、、そう言う事はどうでも良い事だけど、対価を支払う相手を騙して受け取った対価とか、価値を生み出した先人の権利を踏みにじって横取りした対価というのは、チョット違うような気がする。

 顧客に対して、サービス内容とか製品性能を詐称して引き渡して得た対価というのは、所謂、詐欺と一緒だし、、、、他社が生みだした価値を模倣して無断で商売を行うというのは、価値を生み出した側が得るべき対価を横取り、いわば、窃盗して得る事と一緒だし、、、

 そういう実態が見えてしまうと、素直に報酬を得るというのは、チョット違うような気がする。

 著作権の問題なんかは、モロにそうだし、建築計算書改竄なんもそう。クレーム隠しもそう。

 そういう事っていうのは、末端は知り得ない話だろうけど、組織の上層部に近い程、知っている筈。知っていても見て見ぬふり、、、、なんだかなぁ、、、って思う。

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