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2012年5月20日 (日)

カーボン部品の使う場所

 職業柄、炭素繊維強化材料には慣れ親しんでいる。

 マクロ的に捉えると非常に優れた材料だし、複合形態故に破壊進行のプロセスが通常の脆性材料とは異なる挙動を示すのも好都合。更に、形態的に完全緻密とは言い難い部分が在るが故に、緻密体への単純な処理が、その処理技術の常識や概念を越えた効果をもたらす等、色んな優れた面がある。

 そんな炭素繊維を強化材として用いる材料だけど、これを自転車のフレームに使うって部分では、懸念が拭い去れないので、個人的には未だ様子見である。

 しかし、、、新しいモノ好きという性格から、カーボン部品は趣味の用品の色んな箇所に用いているのも事実。

 古いところでは、1996年頃からだけど、その頃は1/10スケールのラジコンカーのシャーシ、サスペンション部品には積極的に利用していた。
 最初は市販品を用いていたけど、最後には、製造メーカーから直に仕入れたカーボンパネルを自前の工作機械で切り出して使ったり、、、、

 次は、1998年頃。その頃は、単車のメーターマウントパネルに使ったり、2ストロークエンジンの社外チャンバーに用いるサイレンサーにカーボンボディーを使ったモノをチョイス(我が家のS4ガンマのサイレンサー)したり、4ストロークエンジンのカーボン巻きサイレンサー(SV650SのKENZマフラー)が選ばれたモノをチョイスしたりしている。

 最近になると、自転車だけど、、、、それもシートポストのカーボン巻き製品だったり、カーボン繊維強化のサドルを選んだり、或いは、ダメージを受けても交換可能なフロントフォークだったり、そういう部品に好んでカーボン製品を使ったりしている。

 カーボン巻きの場合、内部は金属だけど、なんていうか、見た目のデザインだけで選んでいるのだが、それはそれで良いのだ。良いか悪いかの判断は、正直判らないのだけど、まぁ、何となく見た目的に嫌いでないというのがある。

 今後、単車のフェアリング、シングルシートカウル、自転車のボトルゲージ、、、そんな部品には多分積極的に利用すると思う。

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