慣性で登る
昨日の記事は、惰性を活用した車の燃費改善。
今日の記事は、慣性を利用した自転車での楽な登坂。
先日のサイクリング、昨年の山陰方面へのサイクリングでも、用いた自転車にはトリプルのクランクが装着されているけど、実際に使っているのは、、、、インナーは使わない、、、、、使うギア比は、BSのテーラーメイド改で39T×23T、ルマン・スポルティーフで38T×23T程度。フロントミドルの位置でもリアのカセットをロー側にする事はない。
つまり、、、、軽いギアを装備していても現実は使っていない。或る意味、踏み応えのあるギアで上っている。
因みに、登る時の速度は?っていうと、勾配にもよるけど、8%程度なら25~30km/h、それ以上で10%程度なら18~22km/h程度、10%以上の勾配なら15km/h程度だ
因みに、ロールアウトはいくら?っていうと、3.5m前後である。因みに、ペダルを漕ぐ回転数は?っていうと、8%以下の緩勾配では90rpm程度、10%程度までの急勾配で80rpm、それ以上の激坂では60rpm程度となる。
因みに、この程度の車速を維持してトルクを掛けて、掛けきってもペダルは下死点に到達しない。ペダルの下死点手前で反対側のペダルにトルクを載せる準備をしている感じ。
そこそこのホイール回転によってクランクが回転しているけど、一方が下死点に達する前に反対側に意識がのる。
速度がこれ以上下がり、軽いギアで漕ぐと、一方にトルクを掛けて反対にトルクを載せる段階でホイール回転、車速が失速している感じで、片側を漕ぐ毎にゼロスタートのような感じとなる。完全に疲労MAXなら仕方ないかも知れないが、トルクをかけ終わった時に慣性が生まれている状態で、その慣性に失われた慣性分を補う感覚でトルクを載せる方が車速の喪失が少ない。
この感覚は、ロールアウトで5.5mのピストで平均斜度12%の勾配で20km/hを維持して上がる時に感じる感覚。勿論、その場合、腰を上げて漕いでいるので長持ちはしない。頑張っても3km程度で10分くらいが限界だろう。
しかし、その感覚を感じられるように速度を保って登坂しようとなると、、、、やはり、踏み切った時に踏み抜けない負荷を有無ギア比が必要だし、駆動力を入れ換える瞬間に車体、ホイール回転に慣性が十分残って居なければダメ。
こういう登り方、、、、小径車では感じにくい。車輪の大きな自転車の方が重たいギアで登坂するのに適している感じがある。多分、ホイール慣性の違いだろうけど、一般に言われている小径車の方が登坂が楽というのは、走り方の質が違うのだろう。
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