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2012年7月21日 (土)

健康寿命を延ばすのに、、

 NHKの時事公論での話。それは、平均寿命とは異なる健康寿命って考え方。
 この健康寿命、、、、人が介助無しで自由に生活出来る寿命の事だそうで、平均寿命に較べて男性は-9年、女性は-12年とのこと。具体的には男性が68歳、女性で73歳だそうだ。平均寿命でいうと、男性が76歳、女性が85歳だから、この差の年数が介助が必要ということ。

 高齢化社会では、介助無しで長く生活出来るようにするためには!が大事で、個人の生活習慣の改善等の取り組みに加えて、社会からの支援も必要という話の流れ。

 そこで、大事なのは、各自が健康でありたい!という願望を持つ事が出来る社会作り、個人が自分の必要性が感じられるような社会づくり、つまり、個人に生き甲斐を与えるような環境作りが大切という評論委員さんの話のまとめだった。

 ただ、健康でありたいという願望が誰かの役に立ちたいという事によるというのは、果たしてどうなん?って感想。

 そもそも、他人のために頑張りたいために、自分を健康にしたいという事が結びつくのだろうか?
 世代によって考え方は違うだろうけど、自分を健康に若々しく保ちたいというのは、自分でやりたい事を自分でするためといものだろう。そして、自分でやりたい事っていうのは、他人のための行為とは少し違うような気がする。

 そこで思ったのは、、、、本来、人は自分の好きな事、趣味を大事に過ごしてきているはずだけど、これまでの日本を作ってきた人というのは、自分の本心を隠し、良い生活のため、国の発展のため、家族のためを一位に置き、己を犠牲にして、趣味を我慢して過ごしてきたからなのかなぁ?って事。

 はたして、そのように苦労されてきた世代の方が、老後においても未だ、誰かのために自分の身を捧げるために健康を得るという論法で考える事が出来るのだろうか?

 健康というと、究極的には自分の願望を叶えるための最低条件。自分の願望の強さこそが、条件を維持するために努力する強さに繋がる。強い健康志向というのは、強い自己願望と一対となっているだろう。となると、、、、相当に強い自分の欲求が無いと健康維持に執念を持つというのは無理かな?って気がする。

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