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2012年7月18日 (水)

駄目だし出来る?筈ねぇよ、、、

 昨年、東叡社にスポルティーフのフレームをオーダーする際に、希望とジオメトリー等についての話をビルダーの方とやり取りした。

 で、結局は、こちらの思いよりも、ビルダーの考えを優先的に採用、、、結果、ほぼスタンダードという事に落ち着いた。

 ジオメトリーに限らず、メカの構造、パーツの構造、、、色んな事があるけど、それに対して、何処まで我を通すか?というと、、、、我を通しても引き返す事が出来るレベル、自分で責任を負う事が出来るレベルの範囲に留めるようにしている。

 フレームのように本体部分で、ましてや、そのジオメトリーとか、、、或いは、命を載せる重要保安部品では、責任の持てる範囲というと、やはり自分の持ち物限定だったり、、、と、そう言う事。

 ジオメトリーの指定なんて世界では、自分の思いに我を通すのは、非常に疎かかな?と思う。ジオメトリーに限らず、世に提供された製品っていうのは、その世界で飯を食ってきた人の集大成であり、それに駄目だしするっていうのは、チョイ違うだろう。
 駄目だしするっていうのは、本人がその理解のレベルに達していないと考えるのが自然。考え抜かれたモノが理解出来ないなら、それを理解するという取り組みが最初にあるべき。そう考えると、自分の思いと業界の常識が違えば、違う理由、常識の正しさを見付けるというのが先に行うべき事なのである。それで駄目だしっていうと、、何様?ってことだ。

 駄目だしして好き勝手するのも自由だが、例えば、単車の改造ではフレームへの火入れ、切った貼ったで作り替えたり、足周りを好き勝手作り替えたり、、、エンジン周りにしても、それ大丈夫?的な事っていうのは、基本、乗り手が自分に限る乗り物にしか手を加えない。
 自転車なら、、、メーカー非推奨の組み合わせを使ったり、或いは、変速系、制動系に自分なりの工夫を取り込むっていうのは、、、やはり、万が一の事態に責任を負える自分の持ち物にしか手を加えない。

 やはり、世間で金銭の対価で得られるモノっていうのは、そこには対価を得るだけの知見の上で提供されているもの。其処には深い思慮と配慮、それから問題に対する補償の覚悟というものがある。
 そういう覚悟無いままに、自惚れ、自画自賛で、好き勝手した結果というのは、或る意味、浅はかでマヌケな事ではないだろうか?

 その浅はかな行為を自分の責任の範疇で楽しむのは全くもって問題無いが、非推奨の範囲で親しい友人というだけで、己の考えで作ったモノを嬉しげに取りつけたりするっていうのは、、、、非常に子供っぽく浅はかな行為に見える。特に自転車なんてモノは、見た目割と単純に見えるが故に、チョット工具使いに慣れた人が整備するっていうのは理解出来るけど、やはり、それは自分の持ち物で自分が乗るモノに限定すべきだろう。他人のモノに親切心で何かしたとしても、そこで生じるかもしれないリスクに補償する事が出来ないのなら、それは一線を引いて付き合うのが大人だろう。

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