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2012年9月 5日 (水)

情報と判断

 こっちのブログに久々の技術ネタ。
 因みに、先行待機軸受関連のブログは別に開設しているから、こちらには記載しない事にしていたけど、、、、最後に。

 なお、勤務先における気中運転をデフォルトで容認する滑り軸受の開発は、来月一杯で中止することになった。
 理由は、、、、なんでも、採算性、、、まぁ、仕方ない。ただ、誰もが苦労するモノ故に、簡単に出来るモノではないのだが、、、、時間が掛かるのは当然と言えば当然だけど、拙速に利益を求めると駄目だろう。

 それは兎も角、ネタの情報と判断について。

 この度、とある企業の依頼で、軸と円環の隙間の状態の計算依頼を受けた。まぁ、軸受みたいなモノだ。
 この軸と円環の隙間に形成される水膜厚さの計算だ。計算では、ゾンマーフェルト数を媒介変数として、その部位の条件(力、速度、粘度、物理隙間、、、)から均衡して水膜厚さを計算するのだけど、その水膜厚さは、与える隙間に応じて、徐々に増加し最大値となった後に減少に転ずる。そして最終的に水膜が形成されなくなる、、、そういうカーブを求める事が出来る。

 このカーブは、条件によって変化するもの。ただし、曲線の縦軸で表されるのは、あくまでも水膜厚さ、、、、この水膜厚さを最大値近辺でキープするのが良いのかどうか?っていうのは、システムの運用形態に依存する。

 因みに、水膜厚さが最大値で偏芯性が極力少ない状態が摩擦係数が少ないか?っていうと、これが面白い事に、必ずしもそうとは限らない。摩擦係数最小の状態が完全流体潤滑域とは限らない。これについては、ストライベック線図等々の文献や書物を勉強すれば判ると思う。

 これは、あくまでも水潤滑域における水膜厚さの話、、、、でも、気中摺動等を考慮すれば別の要素を考える必要がある。

 完全ドライ重視か?或いは、混合潤滑域となるような状況が支配的か?色々なのである。

 潤滑モードにおけるシステムの変化傾向を合わせて理解すれば、与えられた水膜厚さ歳偉大領域をシビアに守るということは、必ずしも正解ではない。

 何処を答えに得るか?

 それは、その情報を如何に判断するか?と言う事で、情報を利用するユーザーの判断に委ねられるのだ。

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コメント

 因みに、必要な設備、或いは知的所有権の譲渡を含めて要望があればコメント下さい。
 技術的なノウハウを、必要な処に提供する事は厭いません。

 陸上、プラント機器関連、何れでもOKです。

投稿: 壱源 | 2012年9月 5日 (水) 13時15分

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