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2012年9月27日 (木)

拝金主義に慣れる?

 

資本主義、、、、これって、拝金主義の間違いと違うだろうか?

 活動の対価として報酬を得る、、、、高尚な言い回しだけど、、、報酬のための活動で、手段を選ばないと、、、それは、拝金主義、最悪は犯罪行為になりかねない。

 収益を得るための値付け、値付けは売り手の判断で決めれば良いけど、どんな値付けであっても、商品、サービスの提供の際には、偽りはあってはならないし、アジアで発展著しい国の商魂勇ましい結果に見受けられる、他者の権利を侵害したり盗用して利益を貪るというのは考えモノ。

 製品販売において、性能が悪く、品質が悪いとしても、その性能の悪さ、品質の悪さを晒し、その上で、価格を大幅に落として市場に参入するのはアリだろうけど、悪い性能や品質を隠し、競合製品以上の性能や品質を謳った上で、競合他社と競える値付けで市場に参入するというのは、どう考えてもおかしい。

 このような行為が癖になると、組織全体が、それで生活しているから仕方ない、、、という事を思い、罪の意識は全く無くなってしまう。
 そうしなければ生活出来ないから仕方ない、、、、、挙げ句には、そう言う事に背を向けると企業に対する忠誠心が無いとか、背信であるとか、、、そういう事になりかねない。

 こういう善悪の判断が麻痺してしまう、、、、それは、そういう環境に長く居座り、そこで生活の糧を得て、それが普通になると、そうなってしまう。

 しかし、この感覚の麻痺は、その空気に長く染まる程顕著になるわけだが、空気に染まる時間が短い人には、我慢ならない感覚だろう。

 この拝金志向は本来は、上層部だけの意識であり、そうならば組織は組織形態を保って居続ける事が出来るが、嘘や偽りによって行き当たりばったりで進めているという実態が、拝金志向に拒否感を持つ世代、感覚の麻痺が起こっていない世代に気付かれるようになると、、、、、

 その組織の概念に染まっていない層から、組織への忠誠、依存が失われて組織構成が綻び始めるモノ。

 この事を、ガキのような考え方と笑う人も居るけど、、、笑うか笑わないかっというのは、拝金主義か、、或いは、使命として価値を創出しようとする主義かの違いだろう。

 少なくとも、エンジニアであれば、自分の力や発想で、何か新しいモノを自分の力で生みだして、儲からなくても誰かに使われた!という方が嬉しいような気がする。

 身の回りの若い優秀なエンジニアの行動を見ると、自分も勇気づけられる事が多い。

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