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2012年9月28日 (金)

開発力

 閃きというか、発想というか、所謂、独創的なアイデア、、、アイデア自体を思い浮かべる事自体、簡単ではないけど、このアイデアが形あるモノとして結実するか否か?

 それには、そのアイデアが、道理の通った理屈で説明出来るか?が大事な要素。

 さらに、その道理の通った理屈によるアイデアが、取り組む価値があるかどうか?では、アイデアが具現化出来たら相応の効果が見込め、尚かつ、他者が先行して行っていないか?が重要の要素。

 次は、この道理の通ったアイデアで見込める効果を、必要としている人がどれ程いるか?を調べた上で、このアイデアの普及先の見当が、アイデアを具現化するに必要な時間と労力を費やす価値があるか?を見極める事も大事。

 ココまで来て初めて、アイデアを必要とするであろう人に伝え、アイデアの告知と共に、第三者の厳しい目によって具体化作業を進める事が出来る。

 運が良ければ、このアイデアは実際に市場に投入できるだろうけど、なかなか現実は厳しい。

 しかし、こういう地道な取り組みを行わない限りは、100%新しい何かっていうのは結実しない。この経緯に要する時間や労力を割くか否か、、、それが、新しいモノを手に入れる事が出来るかどうかの違いだろう。

 こういう経緯に経費を投入できる体力が組織に必要ということであり、この辺りが企業規模に大きく関わってくる。

 世間では、中小企業の匠の技で世界に挑む、、、なんて夢みたいな話を報道等で取り上げているけど、、、、、世の中、そんなに甘くない。

 大企業であっても、その方針を実践する部隊が必要だけど、部隊として機能しうるスタッフが組織を選ぶかどうか?も重要だが、学生等未来のスタッフが企業を品定めする段階においては、上述のような事は当然織り込み済みであり、企業の歴史、風土から、そういうモノが備わっているかどうか?で進路を決めている。進路を見誤って進んできた学生は、その当てが外れたら、進路を変更するか、生き方を変更するということになる。

 そういう意味で、企業風土として革新を重視する企業っていうのは、或る意味、固定化した一部の組織に限られるのかも知れない。

 発想を具現化出来る開発力、それは、やはりある程度の企業体力と規模、それから風土、歴史が大事と言う事だ。

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