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2012年9月21日 (金)

匠の技とか、、、

 テレビ番組、ニュースで良く聞くフレーズ、、、、『匠の技によって、、、』って文言。職人が手仕上げで高精度を実現するとか、魂の籠もった作業で機械以上の精度を、、、とか、、、そして、そんな表現をもって、中小企業には世界一の技術があるとか、、、、

 チョイ前迄は、聞き流していたけど、、、

 今は、そんな事言ってるからダメダメ、、、、って正直思う。

 手仕上げで高精度を実現する、、、、確かに、それは大切だけど、精度が要求されたモノを手仕上げで提供するという部分では凄いけど、、、、実際には、そういう精度を要求する数値が何をもたらすか?そして、その数値を如何に定めるか?という設計、エンジニアリングの部分の方が実は何十倍も、何百倍も重要。

 最初に目標ありき、その目標を実現するのに職人の技が使われるというだけで、そのコラボレーションこそが重要なのだ。

 職人の技?それで精度を高めても、精度が必要の無い世界で精度を高めても徒労に終わるし、、、誤った目標値を高精度で実現しても、数値が間違いなら結果は出ない。

 それだけだ。

 大事なのは、理念と理論に基づいた数値指定を可能とする設計、エンジニアリングだ。

 それ故に、理念、根拠の無い数値指定を設計と呼ぶとするならば、それを如何に精度を高めて実現してもモノとしてはゴミだ。

 勤務先の製品がおしなべてそんな感じ。根拠の無い数値で精度を追求して作っても、ゴミばかりなり。

 それで製品が機能を発揮しないと、、、現場の技術に対し、加工が粗いとか、精度が悪いとか、、、、それって、脳が腐ってるだろう。そもそも、精度、公差を決めるにも根拠があるのだけど、公差指定の仕方を知らない奴が多すぎ。これは、勤務先企業に限らない。別ブログで日記化した記事に登場する有数の大企業のエンジニアも然り、、、、何故か、公差指定の仕方を知らないのだ。

 公差指定っていうのは、設計数値が何で、その数値が最適状態から外れたらどうなる?外れるという意味は?と言う事を理解する事、つまり、目標数値を根拠を以て説明出来なければ不可能だが、その目標数値の算出根拠が無いから全てがいい加減になるのだ。

 そんな曖昧な論理に基づいたデザインは、どんな匠の技を持ってしても最終製品としてはゴミである。

 マスコミも匠の技をヨイショするのでなく、匠の技で具現化する論理の大事さを重点的に取り上げるべきだろう。

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