意見の範囲
昨日、勤務先の後輩で、同じ大学の後輩が転職すると言う事で最後の出勤をしてきた。
最後の出勤となったのは、勤務先における物事の進め方が納得出来なかったのが大きな理由。
そんな物事の進め方に一言、二言不満を持つ者は少なくない。不満や疑問を持てば周りに相談するのも普通だろうし、経営者に直訴するのもあるだろう。
そんな後輩が転職の決意にいたったのは、本人の決断故に尊重されるべきだし、その決断に到る迄に、周囲に相談したりしてきたのも事実だろう。
そんな人は、そういう転職の決意をした人以外にも居るようだけど、相談したり訴えたりする場合、相談者の言うべきは、他人の名前を出したり、或いは、相談先の仕事に口出しするのは礼儀知らずだろう。
言うべきは、自分の抱える不満や思いの範囲にすべきで、相談相手に、『あなたの仕事について、、、、』とか、そこに不在の第三者を引き合いに出して『○○は、、、』というのは駄目だと思う。
今回、実際に転職した後輩は、その辺は弁えて、相談するにしても、狙った相手に自分自身の思いを伝える範囲と言う事だったようで、そういう見方でみれば、やはり優秀な人材の行動だなぁ、、と感心したりする。
むやみやたらに色んな場所で意見したり、他社の仕事へのお節介を述べたりというのは、その辺の成長が未だ、、、って印象である。
因みに、今回の転職した人は、物事を進める上での進め方に不満ということで、新天地で物事の進め方が良くなる事を期待して、、、と言う事、、、、
そこで、微力ながら、自分で行っている極めて私的で極秘裏の研究の進捗と実験、評価といった部分を実際の現場に立ち会わせ、どういう風に考えて進めるか?を二日程かけて伝えてやって、それを餞別として授けてみた。
最後の感想として、当人は満足してくれたように思う。なお、このような深層的な考え方の部分は、、、自分としては、理念の方向性が同じ奴以外に教えるつもりは無い。教えるかどうかっていうのは、同じ企業か?或いは、離職者か?同僚か?ではない。教えるのは、、、理念的な方向性が同じ奴でないと教えない。考え方が同じであれば、ライバル企業であろうと、それは全く関係無いのだ。仮に上司、後輩であっても理念が違えば提供は有り得ない。そんなもんである。
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