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2012年10月14日 (日)

価格の実体は?

アルミの自転車、最近は随分と安くなってきた。カーボンの自転車もその傾向が強い。

しかし、、一方で、ラグ組の薄肉鋼管の自転車の価格は、その限りでない。

そんな訳で、製品の価格を見ると、、、時代に応じて価格が格段に低下するような商品と、そうでない商品の二種類に分かれている。

時代に応じて、つまり普及度に応じて価格が格段に低下するっていうのは、、、、大量生産が或る程度可能となることで、償却コスト負担が小さくなるという類のもの。

しかし、価格が動きにくいっていうのは、、、、、大量生産が難しく、償却コスト負担が小さくならないモノである。

材料の接合でも、ラグ組ロウ付け、TIG溶接、接着、、、、色々だ。成型だって然り、パイプ組、プレス部材組、一体成形、、、、様々だ。

普及度、生産数によって価格が大きく変動するモノっていうのは、価格の内に設備費が大きく関わっている類の製品。見込み数量が少なければ償却負担が製品価格に大きく乗っかる。
しかし、この類は生産数が大きくなれば格段に価格が低下するモノ。

そうしてみると、、、、現代の自転車の高価格帯のモノは数年経てば同等のモノが大幅にコスト低減が図られるかも知れない。

カーボン関係の部品は価格は一気に下がる可能性が否定出来ない。価格は1/10、性能は同等以上、、、、そんな時代も遠くないかも知れない。

しかし、鋼管組み立ての自転車は十年経っても、二十年たっても価値の尺度である価格は不変のような気がする。

個人的には、ラグ組クロモリロウ付けフレーム、チタンフレーム、ステンレスフレーム、、、、この辺りは時代に色褪せない価値があるような印象。

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