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2012年11月30日 (金)

右肩上がりは必要?

 インフレ目標を設定し、経済活動を活発にして、、、、、兎に角、成長路線、、、

 正直、そういう段階は国家として終えているような気もする。

 成熟し、安定し、、、そういう在り方に向かうべきのような気もする。

 成長戦略を、金融、財政面で支援して行う事自体が無理がある。そういう支援に頼らずとも収益を上げるモデルを生み出せる産業構造が先にあるべきで、旧態然とした産業構造の産業界に金融、財政支援を行っても、支援に見合った効果なんぞ得られないだろう。

 利益優先でリスク容認型のイケイケ社会よりも、安全安心第一の社会構造に変革するべき時期に国家自体が差し掛かっているような気もする。

 皆が贅沢して踊る、、、よりも、どちらかというと、景色を眺めながらゆったりと時間を過ごすというスタイルに移行すべきとでも言おうか、、、

 そもそも、大量消費に併せた大量生産を担うというのは、国際社会の中で日本が担う立場というのは既に卒業しているのでは無いだろうか。それを担うべきは、現在、急速に発展している国々であり、日本自体が、その土俵に上がる事自体に違和感を感じる。その土俵で勝負しようとするから、金融、財政支援が不可欠となる訳で、国に成熟度に併せた土俵で勝負すべきだろう。

 経済政策にせよ、産業を支える形にしろ、既存の方法とは異なる方法を模索すべき時期では無いだろうか?

 正直、原子力については、それを発電に用いるのは卒業し、使用済み核燃料の処理技術に特化した部分で付き合うというのが正論では無いだろうか?大量の試験サンプルがあるから幾らでもトライが出来るし、、、

 正直、電機、機械といった産業でも、従来価値観の価格勝負で市場を抑える事を重視した企業を金融支援等で支える事自体が無意味。支えなければ持ち堪えられない企業は、淘汰の原則で消えるべきだろう。既存の権益を守ろうとするから無理が生じるだけだろう。

 贅肉の付いた国家体質の贅肉を削ぎ落とすべき時期だろう。

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