コダックの青空?
コダックの青空、安物のデジカメでも違うのか?
常時携帯のメモカメラと比較してみた。
先ずは、仕事で携帯しているオリンパスのCAMEDIA C-120を使って青空の撮影。
まぁ、普通に青空。特に感想は無い。オリンパスの青空、基本的に好きな色彩。抜けるようなブルーだと思う。色の階調は狭く単調だけど、現実の空っていうのは、こんな感じだろう。
次は、自転車徘徊記録で愛用の富士フイルムのFinepix A101で撮ってみると、
青が黄ばんだ感じ?青空の透き通った感が少ない。空の色の階調が単調なのは、CAMEDIA C-120と同様。普通、デジカメでの階調表現っていうのは、この程度が普通なんだろう。色味的にはC-120の方が好み。
さて、定評あるコダックDC3800では、
縦横比が他のデジカメと違う写真。確かに、よく言われているコクというのは感じられる。彩度の違いだろうか?左の写真の階調というか、明暗の幅はC-120、A101とは明らかに違う。実際の空の階調とは違うけど、こういう大袈裟な程の階調の広い空色の方が印象的。
風景で遠近を表現するのに空の階調表現に抑揚が付いてる方が、絵的に立体的で奥行きが感じられる。
色彩的にも青の階調に青以外の混ざり気の無い感じ。黄ばんだFinepixとは全然違う。CAMEDIAよりも青に深みを感じる。限りなく青という印象。これがコバルトブルーという色なんだろう。
その次は、レア物DX3215Zoomでは、
驚いた。自分の眼で見た感想ではDC3800と極近い。彩度、コントラストもそっくりだし、階調の幅も然り。この感じがコダックのコバルトブルーの青空なんだろう。何となく違いは判る。
最後は現行機種のSports C123では、
確かにC-120、A101とは違うけど、同じコダックの筈だが、DC3800、DX3215とも違う。彩度も微妙に違う。階調の幅はDC3800やDX3215的に広い感じだけど、色彩は違う。これはコダックのコバルトブルーとは違うのでは無いだろうか?LS型番、C型番、CX型番はサンプル画像を見ても今一ピンと来ない。最近の機種の空の青色の系統はc123っぽい。
多くのサイトで見ると、コダックのコバルトブルーと言われている機種は日本市場から一度撤退する前の2003年頃迄の話なのかもしれない。ここ最近の再登場した機種からは案外違うような気がする。
コダックのサイトで機種検索を掛けて、このアドレスで辿り着ける機種と、そうでない機種は別物のように思う。
辿り着けるページは、
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/cameras/index.shtml
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/cameras/oldindex.shtml
そうでない機種一覧は、
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/index.shtml
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/digitalcamera/discontinued/index.shtml
驚いたのは、定評のDC3800は兎も角、何とも言えないDX3215Zoomがイイ感じな事。
基本、青空だけ撮れば、どこのメーカーのどの機種も綺麗に見えるけど、しかし、コダックデジカメがコダックブルーと言われる空色を出せるかどうか?っていうのは、同じ空を複数機種で撮影しないと判らない、、、それが結論。そして、コダックの複数機種に共通した特徴が見出されない限り、それがコダック独自の特色ある色と言うことも難しいだろう。
今回、それを確かめたかった訳で、少なくともDC3800、DX3215Zoomでは他と違う青空が表現されているのが確認できた訳だ。
なお、印象的な空の写り具合、青空の驚き具合を言うなら、トイデジも負けていない。
個人的には評判の良くない2008年式のVistaQuestのVQ1005の青が素晴らしい。昨日の記事に比較写真を掲載しているけど、この青は何とも凄い、、、因みに、2008年式のVQ1005でもレンズホールが小さいタイプで内部基板は2006年式のVQ1005と同じタイプのモデル。レンズホールの大きいタイプは凡庸だから違う。
朝の日の出間もない空を撮ると、
昼の青空を撮ると、
夕方の日没直後に西の空は、
ということで、デジカメ選びで大事なのは、絵作りが好みにあうか?って部分。
トイデジなら全てOKという訳でもないし、高ければ良いという訳でもない。
普通のデジカメなら、、、上述のコダックの青空は確かにグッと来る。
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